昨日、以下のような記事を投稿した。
netkeibaの掲示板に落馬した騎手の悪口を書き込む輩(やから)がいるという話だが、奇しくも、昨日読んでいた本の中に彼らの正体を知るヒントが書いてあった。
その本とは、「ギャンブル脳」(帚木蓬生著、新潮社)。
著者の帚木(ははきぎ)氏は、自ら精神科医としてギャンブル依存症患者の治療に取り組んできた方で、この本にはギャンブル依存症とは何か、そして依存症の人々とその家族たちはどんな状態に陥ってしまうのかが生生しく書いてあった。
結局、ギャンブル依存症の人たちの”脳みそ”というのは、明らかに異常な状態に変化してしまうので、普通の人からすれば全く意味がわからない言動を彼らはとってしまうのだ。
その異常な言動の中でもっとも代表的なものは、借金をすることと嘘をつくことである。この2つさえあれば、その人はほぼギャンブル依存症と見てよさそうだ。「なぜそんなことを?」と思ってしまうが、そのように脳の回路が変化してしまうので、そういうものだとしか言いようがない。
そんな中で、もう1つ特徴的なギャンブル依存症の人たちの言動があり、不謹慎にもこれが一番興味をひいた。
つまり、ギャンブル依存症の人たちというのは、自分の馬券が外れたことを他人のせいにし、そして、他人のアラを見つけては上から目線で攻撃するのだ。
このいわば”他責思考”がnetkeibaの掲示板やXでいくつも見られていることは、かなり憂慮すべきことだ。すでにギャンブル依存症になっている人やその予備軍たちが何の治療も受けずに、何の支援も受けずに今日も馬券と借金に手を染めている。
ギャンブル脳というのは神経回路のレベルで変化が起きているので、脳を元の状態に戻そうと思っても簡単には元に戻らないという。ギャンブル依存症を克服した人たちも、またいつギャンブルへの衝動に駆られてしまうかわからないという恐怖をかかえているのだ。「一度ピクルスになったキュウリは、簡単には元のキュウリに戻らない」そういう怖い例えが海外にはあるのだという。
馬券が外れたことを「自分のせいだ」と考えて反省している”自責思考”のファンは、とりあえず安心してもよい。
しかし、ギャンブル依存症の人たちのことを可哀想だと思ってその尻拭い(金を貸すなど)をすることは決してやってはならない。こういう手助けが逆に彼らの症状を悪化させることになる。
そして、彼らの言うことを信じてはいけない。彼らは朝から晩まで嘘をついている。悪びれもせず平気で嘘をつくので、優しい人はすぐに騙されてしまう。
本当に可哀想だと思うなら、金を貸す前に精神科に一緒について行ってあげてほしい。