いやー、久々に興奮して絶叫した。
2026年5月24日に開催されたGⅠ優駿牝馬「オークス」は、5番人気のジュウリョクピエロ(父オルフェーヴル)が差し切り勝ち。
鞍上の今村聖奈騎手は、自身としてもGⅠ初制覇。そして、日本人の女性騎手として中央GⅠ初制覇となった(海外の女性騎手では2025年フェブラリーステークスをレイチェル・キング騎手(コスタノヴァ)が勝っていた)。
馬自身の潜在能力の高さやスタミナは前走のOP忘れな草賞で明らかになっていたが、問題は今村騎手が初めての大舞台(東京芝2400m自体も初めての騎乗)でスムーズに馬を走らせることができるかどうか。
結果的には、想像を超える素晴らしい騎乗ぶりだった。
翌朝の朝日新聞には、今村騎手のこんなコメントが載っていた。
ほぼ最後方からだった。前には馬が居並んでいた。「どこに行こうか」と迷ったが、今度は「馬が導いてくれた。つかまっていただけだった」。人馬一体となって、強豪馬たちの隙間を駆け抜ける。2着馬にクビ差をつけたところがゴールだった。
2026年5月25日 朝日新聞デジタル朝刊
まさに、「人馬一体」。この一言に尽きる気がする。
「つかまっていただけだった」というコメントは、あえて謙遜した言い方をしたのだろうが、本人はわかっているはず。
――自分(今村騎手)とジュウリョクピエロの関係だからこそ見えたヴィクトリーロード
今村騎手は、ジュウリョクピエロの進みたい方向が勝利への道だと信じて、自然と馬群の中を通るルートを選択した。これは、人馬一体以外の何ものでもない。
このジョッキーカメラの映像を見て、私はそう確信したのだった。