2歳の新馬戦が始まって、はや2ヶ月が経ちました。
今回も、8月1週に開催された2歳新馬と2歳未勝利戦を観戦した感想や勝ち馬の独自評価を記事にします。
2歳重賞や2歳オープンもぼちぼち始まりましたが、こういったレースで飛躍する馬は現れたのでしょうか?
2023年8月1週 2歳新馬・未勝利戦の観戦記
私が独自に勝ち馬全頭を評価した結果は、以下の画像のとおりです。
この画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から3列目がレースの評価、2列目が血統の評価になります(★5つが満点)。
評価の基準については、以下の過去記事をご参照ください。
今回も、これらの勝ち馬の中から評価が高かった馬2頭を紹介します。
ファーヴェント(2歳牡馬)
1頭目は、素質馬としてPOGでも注目度が高かった、ファーヴェントです。
他の馬が子供に見えるくらい、ファーヴェントはセンスあふれるレースぶりを見せていまいました。
直線で前がふさがれましたが、馬はひるむことなく、前が開いた瞬間に一気に加速して突き抜けました。
馬体はまだまだ成長途上のような印象でしたが、父ハーツクライの成長力に期待できそうです。
先日はお姉さんのサーマルソアリング(父ドゥラメンテ)がダートで驚愕の圧勝劇を演じていましたが、この馬は芝でしっかり走ってくれることでしょう。
ガイアメンテ(2歳牡馬)
2頭目は、騎乗した武豊騎手も絶賛する、ガイアメンテです。
パドックで見たら本当に綺麗な馬で、気合の乗り方も素晴らしかったです。
ドゥラメンテ産駒なのですが、母や兄弟が短距離で好成績を収めているので、距離がどうかと思いましたが、全く問題がありませんでした。
重馬場だったためタイムはかかっていますが、相手に良血馬のコルレオニス(ハープスターの弟)やミスマテンロウ(Into Mischiefとミスパンテールの仔)がいる中、ムチを使わずに楽々と突き抜けました。
鞍上の武豊騎手も「非常に強かった。今後が楽しみ。」(デイリースポーツ)と話しているように、クラシックも狙える素材ではないかと楽しみになります。性別が違いますが、同じくドゥラメンテ産駒のリバティアイランドのような雰囲気も感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
前回に続いて今回も素質馬が見つかって嬉しかったのですが、あらためてノーザンファーム生産馬の質の高さを思い知った気がします。
来週もイクイノックスの妹が出走を予定しているようですので、POGファンでない方も、ぜひこの時期の2歳新馬戦を楽しんでいただけたら幸いです。
よかったら、下のYouTube動画で今回紹介した馬たちのレースもご覧くださいね。