【Vマイルの伏兵】福島牝馬ステークス2024 優勝馬コスタボニータ【レース回顧】

【Vマイルの伏兵】福島牝馬ステークス2024 優勝馬コスタボニータ【レース回顧】

先週4月20日(土)に、GⅠヴィクトリアマイルの優先出走権を懸けた戦い、GⅢ福島牝馬ステークスが福島競馬場で開催されました。

レース中に2頭が落馬し、乗っていた騎手が病院に搬送されるという、なんとも後味の悪いレースになってしまいましたが、勝ったのは1番人気のコスタボニータ。これが念願の重賞初制覇となります

今回は、その福島牝馬ステークスを振り返ります。

落馬した2名の騎手の早期の回復を祈りつつ、1番人気が10年間勝てていなかったジンクスを見事に打ち破ったコスタボニータを称えましょう

以下のレース展望の記事も合わせて読んでいただくと、さらにわかりやすいかと思います。

<福島牝馬ステークス2024のレース展望>

福島牝馬ステークス2024 レース結果

こちらが福島牝馬ステークス2024の全着順です。

福島牝馬ステークス2024 全着順

勝ったのは、牝馬限定重賞を3着→3着→3着→5着と好走しながらも、なかなか勝てないもどかしいレースが続いていた1番人気コスタボニータでした。勝ちタイムは1分46秒9。この勝利により、コスタボニータはGⅠヴィクトリアマイルの優先出走権を獲得しました。

2着に8番人気のフィールシンパシー、3着に6番人気のウインピクシスが入り、3連単は51,640円という配当でした。

2番人気のシンリョクカはレース中に落馬し競走中止。3番人気のグランベルナデットは落馬の影響があったのか11着と惨敗しました。

優勝馬コスタボニータのプロフィール
 イスラボニータ
 レディイン(母父 Kendor)
馬主 谷掛龍夫
生産者 社台ファーム
調教師 杉山佳明(栗東)
通算成績 17戦5勝(24’GⅢ福島牝馬ステークス)

福島牝馬ステークス2024 レース展開

スタートを決めた8番ウインピクシス(5人気)が逃げる形になり、前走で逃げ切り勝ちを収めていた12番ラリュエル(9人気)と14番フィールシンパシーが外から続きました。

一方、1番コスタボニータは4番手の内で、15番シンリョクカは5~6番手の外で競馬を進めました。16番グランベルナデットは思ったよりも後ろに。11番タガノパッション(4人気)は後方から2~3番手です。

ウインピクシスがレースを引っ張る中、コスタボニータとフィールシンパシーは好位で折り合っていました。前半1,000mは1分0秒3。遅くも早くもないウインピクシスのペースです。

そして、向正面が終わりに差し掛かるところで事故が発生

後方にいたタガノパッションが外から先頭集団に加わろうとポジションを上げていき、シンリョクカの前方にカットインしたあたりでシンリョクカがつまづき、木幡初也騎手が落馬。その直後にいたグランベルナデットと10番キミノナハマリア(5人気)はかろうじて外側へ避けましたが、その後ろにいた13番ライトクオンタム(7人気)は避けきれずに転倒したシンリョクカにぶつかって転倒、吉田隼人騎手も落馬しました

ライトクオンタムの後方にいた7番ファユエン(13人気)は、なんと落馬した2頭をピョンピョンと飛び越えて落馬を回避。悲惨な事故の裏で見事なファインプレーでした。

さて、ウインピクシスが先頭でそのまま直線に入ると、フィールシンパシーが絶好の手ごたえで並びかけました。コスタボニータは内で進路がなくなりましたが、残り100mで外に出すと一気に加速して前の2頭を差し切り、悲願の重賞初制覇。フィールシンパシーもウインピクシスを交わして2着に入り、そのウインピクシスも3着に粘り込みました。

外から最下位人気の3番ピンクジン(16人気)が追いこんで大健闘の4着。馬群を割って伸びてきた2番エリカヴィータ(11人気)が5着に入り、フローラステークス勝ち以来の重賞での掲示板(5着以内)という結果でした。

落馬により放馬したシンリョクカとライトクオンタムは、怪我がなかったのか自力でゴールまで走り切りました。

落馬した2名の騎手が本当に心配です。ご無事を心から祈ります。

YouTubeのレース映像もぜひご覧ください。

YouTube 2024年 福島牝馬ステークス(GⅢ) | 第21回 | JRA公式

福島牝馬ステークス2024 主な出走馬の短評

  • コスタボニータ(1着)・・・前が詰まったときは「また勝てないのか」と思ったが、一瞬の切れ味で前を捉えきったのは大きい。次走はヴィクトリアマイルだろうが、東京マイルの実績もあり、伏兵として十分に戦える。勝った岩田望来騎手のレース後コメントは以下のとおり。

今日の馬場は内有利。金曜に枠が出た時点で、いい勝負ができると思っていた。1週前追いに乗せていただき、返し馬の感じも良かった。直線はスムーズにはいきませんでしたが、馬が頑張ってくれました。レースセンスがいいし、一瞬の脚は素晴らしい。まだまだ強くなると思う

岩田望来騎手レース後のコメントより(netkeiba.com)
  • フィールシンパシー(2着)・・・最後は交わされたが、手ごたえは抜群だった。ここのところの好走は成長の証。ヴィクトリアマイルも舞台的には合っているが、コスタボニータと比べるとどうか?
  • ウインピクシス(3着)・・・休養明けだったが、福島1,800mの相性の良さと、きっちり仕上げたおかげで好走。伸びしろはないが、これを維持できれば牝馬限定戦は侮れない。
  • ピンクジン(4着)・・・まさかの好走。何がよかったのかは分からないが状態が良かったのだろう。次は自己条件でしっかり勝ちたい。
  • エリカヴィータ(5着)・・・思ったよりも好走。休養明けでも状態は良さそうだった。ここから復調できるか。
  • タガノパッション(6着)・・・向正面で早めに動いて脚を使ってしまったか。福島との相性はあまり良くないかも。
  • ラリュエル(10着)・・・外枠からスムーズに先行できたが、ウインピクシスに逃げられてしまった。距離的にはマイルがいいかも。

今後の見どころ

勝ったコスタボニータは、これまで勝ちきれないけど安定感のある走りで定評がありました。これで晴れて重賞ウィナーとなり、ヴィクトリアマイルでは人気を集めると思いますが、牝馬同士ならこれまでのような安定感に加えて、さらにパワーアップした走りを見せてくれるでしょう

着外には敗れてしまいましたが、タガノパッションやグランベルナデットも決して弱い馬ではありませんので、舞台を変えて好走を期待したいところです。

落馬で競走中止したシンリョクカとライトクオンタム、そして落馬の影響でシンガリ負けしたキミノナハマリアも、フィジカル・メンタルともにしっかり立て直して、次走では強い走りを見せてほしいと思います。

厳選5頭の結果

最後に、レース展望でピックアップした厳選5頭の結果をお伝えします。

S評価の2頭が落馬してしまって、関係ないとはわかりつつも落ち込んでしまったKBでした。

福島牝馬ステークス2024 厳選5頭の結果
S評価 15番シンリョクカ→競走中止 13番ライトクオンタム→競走中止
A評価 1番コスタボニータ→1着 10番キミノナハマリア→14着(最下位)
穴評価 12番ラリュエル→10着

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