ロブチェンへ
君が菊花賞のスタートで出遅れたとき
私は胸が痛かった
それは 私が君に対する懸念や不安要素を
ブログで2回も記事にしていたからだ
ホープフルステークスも皐月賞もダービーも勝った君は
間違いなく世代のトップホースだ
しかし
どうしても菊花賞を勝つイメージができなかった
理由はさっきのブログ記事に書いている
君が出遅れたのは
私が書いた記事を君が見て 気負ってしまっていたからではないか
「あんなブログ、嘘っぱちだ。俺は菊花賞を勝つ!!・・・(ガシャン)よいしょっ!」
スタートで君が立ち上がったとき
松山騎手は思わず「うわっ・・・」という絶望感にも似た声を出していたよ
証拠はYouTubeのジョッキーカメラに残っている
きっと松山騎手は
前の方で競馬をしたかったと思う
もちろん そういうアクシデントに備えてプランBも用意はしていただろう
しかし
松山騎手は”三冠ジョッキー”というプレッシャーとも戦っていた
どんなに素晴らしい騎手でも
「負けられない」というプレッシャーが ちょっとずつ歯車を狂わせてしまう
そんなことも知らず
君はいつもどおり 堂々と京都の馬場を走っていた
そんな姿は 三冠馬のそれにも見えた気がした
2週目の3コーナー過ぎから松山騎手が仕掛けたとき
大逃げを打ったキンググローリーとの差は20馬身以上あった
あの時のスタンドの大観衆は君にも届いていただろうか?
私は思わず
1994年の菊花賞で同じように大逃げをしたスティールキャストと
それを猛然と追いかけるナリタブライアンの姿を思い出した
君はナリタブライアンのようにはなれなかった
しかし 恥じることはない
君は間違いなく歴史に残る名馬だ
先輩のメイショウサムソンを見てみろ
彼は三冠を逃したあと
天皇賞(春)と天皇賞(秋)を勝った
そう 君はまだ成長の余地があるのだ
私は一貫して君の距離不安を唱えてきた
それは 君が一生
長距離レースを勝てない、と言っているのではない
メイショウサムソンが菊花賞を勝てなかったのは
心肺機能が十分に成長していなかったからだと考えている
そう
君もまだ見限られたわけでない
逆に 菊花賞を負けたことで
君のファンはさらに増えたことだろう
ハイセイコーもダービーを負けたことで
あれだけ国民から愛される存在になったのだから
だから私のことは恨まないでくれ
君が菊花賞を負けたことで
結果的に私の見解が当たってしまった形になった
ただ
ボロ負けして悲壮感ただよう君と
松山騎手や杉山調教師の姿を見て心が痛くなったことは事実だ
これも競馬
明日は明日の風が吹く
大空へ飛び立った”アイツ”を今度こそ打ち負かしてやれ