今回も新馬戦・未勝利戦を勝ちあがった注目馬と、KB独自調べの2歳馬ランキングと新種牡馬ランキングを合わせてご紹介します。
2026年9月第3週 2歳新馬・未勝利戦 レースレビュー
私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。



表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
★5つが満点(5点満点)で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。
- レースの評価基準
- ・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト - 血統の評価基準
- ・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・近親馬の成績(特に牝系)
・バランスの良さ(5代父母のサイアーラインのバリエーション≒異型配合)
では、注目の勝ち馬4頭を紹介しましょう。
注目馬1 スマートブライド(2歳牝馬)
注目馬の1頭目は、デビュー2戦目を圧倒的なパフォーマンスで勝ち上がったったスマートブライドです。
- スマートブライドのプロフィール
- 父 ヘニーヒューズ
母 スマートランウェイ(母父 ディープインパクト)
馬主 大川徹
生産者 杵臼牧場
調教師 加藤征弘(美浦)
初勝利 R8.9.19 中山 ダート1,200m 2歳未勝利 勝ちタイム1:11.8
評価 レース★★★★ 血統★★★
適性 ダート1,200m~1,600m
8月の新潟で迎えたデビュー戦は僅差で2着に敗れていたスマートブライド。ここでは、力が違い過ぎました。
好位から楽に抜け出して7馬身差の圧勝。勝ちタイムもなかなかのもの。
血統的にはダートの短距離が向きそうですが、母父ディープインパクトということで、マイルくらいまでなら対応できるでしょう。
注目馬2 ユウライクスター(2歳牡馬)
注目馬の2頭目は、デビュー戦から素晴らしいスピードを披露した森秀行厩舎の外国産馬ユウライクスターです。
- ユウライクスターのプロフィール
- 父 Nashville
母 Kodiac Gal(母父 Kodiac)
馬主 アイテツ
生産者 Bellary Bay Bloodstock
調教師 森秀行(栗東)
初勝利 R8.9.19 中山 ダート1,200m 2歳新馬 勝ちタイム1:11.7
評価 レース★★★★ 血統★★★
適性 ダート1,000m~1,400m
以前この2歳戦レビューの中で紹介した外国産馬ポッドビートと同じく、新種牡馬のNashville産駒。
母父Kodiacは芝短距離が得意な種牡馬で、牝系からも米国の芝G1馬が出ているなど、芝適性もありそうな気がしますが、血統全体を眺めると総合的にはダートの短距離に向いている血統です。
デビュー戦のダート1200mでもその非凡なスピードとパワーを見せつけ、ムチを使うことなく5馬身差で逃げ切りました。前脚の掻き込みが力強く、血統どおりの馬になることでしょう。
注目馬3 ワンスフォーユー(2歳牝馬)
注目馬の3頭目は、前出の2頭と同じくダート短距離で圧勝した牝馬のワンスフォーユーです。
- ワンスフォーユーのプロフィール
- 父 ナダル
母 イマーキュレイトキャット(母父 Storm Cat)
馬主 グリーンファーム
生産者 社台ファーム
調教師 高橋亮(栗東)
初勝利 R8.9.21 阪神 ダート1,400m 2歳新馬(牝) 勝ちタイム1:25.2
評価 レース★★★★ 血統★★★
適性 ダート1,200m~1,600m
牝馬限定のレースとはいえ、デビュー戦となったダート1,400mのレースで大差圧勝。4コーナーで一気に先頭に立つと、この馬についていける馬はいませんでした。
とはいえ、タイムはそこまで速くなく、また、減量騎手が乗っていたこともあって、このレースだけでワンスフォーユーの能力を測ることは難しい感じがします。
血統的には、やはりダートの短距離向き。名馬ミエスクの牝系ということで、爆発力に期待したいところです。
注目馬4 ネオロマーネ(2歳牡馬)
注目馬の4頭目は、血統面で話題になったネオロマーネです。
- ネオロマーネのプロフィール
- 父 リーチザクラウン
母 エリンズロマーネ(母父 ノヴェリスト)
馬主 西田俊二
生産者 社台ファーム
調教師 松尾卓哉(美浦)
初勝利 R8.9.22 中山 芝2,000m 2歳新馬 勝ちタイム2:05.1(重)
評価 レース★★★★ 血統★★★
適性 芝1,800m~3,000m
名馬スペシャルウィークの唯一の直系種牡馬であるリーチザクラウン産駒のネオロマーネ。そして、牝系には名馬デュランダル産駒で唯一のGⅠ馬エリンコートの名前が。
母父ノヴェリストとも相まって、血統的にはいかにもスタミナとパワーがありそうな感じで、ヨーロッパの中長距離戦に向いているかもしれません。
雨の影響で極端に悪くなった中山の馬場でも、ネオロマーネは楽々と8馬身差で逃げ切ってしまいました。逆に、パンパンの芝では分が悪いかもしれませんが、クラシックでようやく楽しみな馬が出てきました。
2歳馬ランキング(KB独自調べ)
今シーズンの注目馬や私KB独自のランキングを掲載しています。
※馬名をクリックするとnetkeiba.comの該当馬ページにジャンプします。次走情報もnetkeiba.comより引用しています。
2歳牡馬路線
| レーティング (5点満点) | 馬名 (性齢) | 父名 | 所属厩舎 | 通算成績 (主な勝ち鞍) | 次走予定 |
| ★★★☆☆ | ショウナンガレオン | Flightline | 加藤士津八(美浦) | 2戦2勝 (札幌2歳S) | 11/23東スポ杯2歳S |
| ★★☆☆☆ | レッチュベルク | インディチャンプ | 久保田貴士(美浦) | 2戦2勝 (新潟2歳S) | 12/20朝日杯FS |
| ★☆☆☆☆ | イスクメル | アルアイン | 矢野英一(美浦) | 1戦1勝 | 10/10サウジアラビアRC |
| ★☆☆☆☆ | ヴァンドレスト | コントレイル | 栗田徹(美浦) | 1戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | ウインガラハッド | ビッグアーサー | 宮徹(栗東) | 2戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | ジオパークカツキ | ビッグアーサー | 伊藤圭三(美浦) | 2戦2勝 (カンナS) | |
| ★☆☆☆☆ | ジョドレルバンク | エフフォーリア | 武井亮(美浦) | 1戦1勝 | 9/26芙蓉S |
| ★☆☆☆☆ | デアグランツ | サトノダイヤモンド | 鹿戸雄一(美浦) | 2戦2勝 (コスモス賞) | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | トウシンマジック | モズアスコット | 秋本大介(美浦) | 2戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | トップレイアー | モーリス | 大久保龍志(栗東) | 1戦1勝 | 10/17アイビーS |
| ★☆☆☆☆ | ネオロマーネ | リーチザクラウン | 松尾卓哉(美浦) | 1戦1勝 | |
| ★☆☆☆☆ | ノーセット | ファインニードル | 高柳瑞樹(美浦) | 2戦1勝 | 11/7京王杯2歳S |
| ★☆☆☆☆ | ブラッドバローズ | サートゥルナーリア | 杉山晴紀(栗東) | 2戦2勝 (野路菊S) | |
| ★☆☆☆☆ | ブルージェイ | シスキン | 加藤征弘(美浦) | 2戦2勝 (クローバー賞) | 11/7京王杯2歳S |
| ★☆☆☆☆ | フレイコン | Blue Point | 伊藤圭三(美浦) | 2戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | ロンドンガーズ | グレーターロンドン | 前川恭子(栗東) | 2戦1勝 | 放牧 |
ジオパークカツキがOPカンナステークスを完勝。ブラッドバローズがOP野路菊ステークスを逃げ切り勝ち。ネオロマーネが新馬戦を8馬身差で逃げ切り勝ち。ノーセットは次走GⅡ京王杯2歳ステークスへ。
2歳牝馬路線
| レーティング (5点満点) | 馬名 (性齢) | 父名 | 所属厩舎 | 通算成績 (主な勝ち鞍) | 次走予定 |
| ★★★☆☆ | ジーティーマイカ | シスキン | 前川恭子(栗東) | 2戦2勝 (中京2歳S) | 放牧 |
| ★★☆☆☆ | ルークウォーム | Too Darn Hot | 手塚貴久(美浦) | 2戦2勝 (ダリア賞) | 10/31ファンタジーS or 12/13阪神JF |
| ★☆☆☆☆ | アンムート | シルバーステート | 奥村豊(栗東) | 2戦1勝 | 10/17もみじS |
| ★☆☆☆☆ | イモージェン | サリオス | 池添学(栗東) | 2戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | カエリールークス | シスキン | 佐藤悠太(栗東) | 2戦2勝 (ひまわり賞) | 10/29エーデルワイス賞 |
| ★☆☆☆☆ | コスモハナミズキ | ウインブライト | 菊川正達(美浦) | 4戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | シグレ | Twirling Candy | 武英智(栗東) | 1戦1勝 | 10/31ファンタジーS |
| ★☆☆☆☆ | シスキンブルーム | シスキン | 斉藤崇史(栗東) | 3戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | フェリチタ | タワーオブロンドン | 鈴木孝志(栗東) | 2戦2勝 (函館2歳S) | 10/31ファンタジーS |
| ★☆☆☆☆ | リサナウト | リオンディーズ | 黒岩陽一(美浦) | 1戦1勝 | 9/27サフラン賞 |
| ★☆☆☆☆ | ルナパッショーネ | サートゥルナーリア | 斉藤崇史(栗東) | 1戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | ワールドエンジェル | スワーヴリチャード | 橋田宣長(栗東) | 2戦2勝 (すずらん賞) | 放牧 |
アンムートは次走OPもみじステークスへ。ルークウォームは次走GⅢファンタジーステークスまたはGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズへ。
2歳ダート路線
| レーティング (5点満点) | 馬名 (性齢) | 父名 | 所属厩舎 | 通算成績 (主な勝ち鞍) | 次走予定 |
| ★★☆☆☆ | レガメデルヴェント | ルヴァンスレーヴ | 伊坂重信(美浦) | 1戦1勝 | 10/12プラタナス賞 |
| ★☆☆☆☆ | オーリエイト | ナダル | 小栗実(栗東) | 2戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | スマートブライド | ヘニーヒューズ | 加藤征弘(美浦) | 2戦1勝 | |
| ★☆☆☆☆ | パシアンジェンヌ | フィレンツェファイア | 鈴木孝志(栗東) | 1戦1勝 | 10/29エーデルワイス賞 |
| ★☆☆☆☆ | ポッドビート | Nashville | 伊藤圭三(美浦) | 1戦1勝 | 放牧 |
| ★☆☆☆☆ | ユウライクスター | Nashville | 森秀行(栗東) | 1戦1勝 | |
| ★☆☆☆☆ | ワンスフォーユー | ナダル | 高橋亮(栗東) | 1戦1勝 |
スマートブライドが未勝利戦を7馬身差で圧勝。ユウライクスターが新馬戦を5馬身差で逃げ切り勝ち。ワンスフォーユーが新馬戦を大差で圧勝。
JRA新種牡馬リーディング2026(KB独自調べ)
私KB独自調べの新種牡馬リーディングです。
| 順位 | 種牡馬名 | 勝利数 | 重賞勝利(GⅠ) | 芝勝利 | ダート勝利 | 入着賞金(万円) | 代表馬 |
| 1 | エフフォーリア | 12 | 0 (0) | 12 | 0 | 15,583 | ジョドレルバンク |
| 2 | サリオス | 6 | 0 (0) | 5 | 1 | 10,592 | イモージェン |
| 3 | Flightline | 3 | 1 (0) | 3 | 0 | 6,189 | ショウナンガレオン |
| 4 | カラヴァッジオ | 3 | 0 (0) | 3 | 0 | 4,000 | グルーヴェンス |
| 5 | ジャンダルム | 1 | 0 (0) | 1 | 0 | 3,370 | リエーヴェ |
| 6 | ウィルテイクチャージ | 2 | 0 (0) | 1 | 1 | 3,095 | タイヴァス |
| 7 | ホットロッドチャーリー | 2 | 0 (0) | 0 | 2 | 2,961 | ホットロッドハート |
| 8 | Nashville | 2 | 0 (0) | 0 | 2 | 1,870 | ポッドビート |
以下は、2歳種牡馬リーディングの上位3頭です。
| 順位 | 種牡馬名 | 勝利数 | 重賞勝利 (うちGⅠ) | 芝勝利 | ダート勝利 | 入着賞金 (万円) | 代表馬 |
| 1 | シスキン | 10 | 1 (0) | 10 | 0 | 15,757 | ジーティーマイカ |
| 2 | エフフォーリア(再掲) | 12 | 0 (0) | 12 | 0 | 15,583 | ジョドレルバンク |
| 3 | サートゥルナーリア | 10 | 0 (0) | 10 | 0 | 11,333 | ブラッドバローズ |
エフフォーリアの種牡馬としてのポテンシャルについては、以下の記事で考察しています。