前回(第6回)紹介した私のPOG指名馬クセノポンは、デビュー戦で1番人気に推されながら不利を受けて何と11着惨敗。
クラシックに向けた最後の望みだと思っていた馬が惨敗して落ち込んでいましたが、ここでかすかな希望の光が。
今回は、その希望の光である期待馬がデビューすることになりましたので、紹介します。
2023-2024POG指名馬紹介〜ジーティーパワー〜
今回紹介するのは、セレクトセールで2億6,400万円という高額で取引きされたジーティーパワー号です。
- ジーティーパワーのプロフィール
- 性齢 3歳牡馬
父 Frankel
母 コールバック(母父 ストリートセンス)
馬主 田畑利彦
生産者 ノーザンファーム
調教師 矢作芳人(栗東)
デビュー予定 R6.2.4 東京5R 芝1,800m 3歳新馬
名前の由来 屋号+能力
ジーティーパワー号を指名した理由は、以下のとおりです。
ムキムキの馬体に一目ぼれ
POG本で馬体の写真を初めて見たときに「なんだこの筋肉ムキムキの馬は!」とビックリしました。
他の2歳馬たちと比べて、明らかに1頭だけ別次元の体つきをしていました。netkeibaのジーティーパワーのページ(上記リンクよりジャンプ)に写真が掲載されているので、ぜひ見てみてください。
ノーザンファーム空港の伊藤厩舎長も、以下のコメントのとおりジーティーパワーを絶賛しています。
ノーザンファーム空港厩舎長 伊藤隆行
「馬体が素晴らしく、骨量が豊富。歩幅も大きくて、ストライドもしっかりしていますね。気性面は少し注意しながら進めていますが、父と同じくマイルあたりの距離で持ち味を発揮しそう。矢作調教師の期待も大きいですし、今後も良質な素材を生かせるように心がけます」
週刊Gallop臨時増刊 丸ごとPOG2023〜2024
あの”世界の”矢作調教師が期待している馬ということで、さらに期待は高まります。以下のYouTube動画でもジーティーパワーを見ることができますので、ぜひ見てみてください。
<参考にしたYouTube動画>
欧州最強マイラーの父と米国ダートマイルGⅠ勝ちの母
父は欧州最強マイラーのFrankel。産駒からは欧州2,400mGⅠを勝ったクラックスマンやウエストオーバー、日本ではオークス馬のソウルスターリングも出ており、母との組み合わせ次第でクラシックディスタンスまでこなせる血統です。
母のコールバックは米国のダートマイルGⅠラスヴァージネスステークスを勝っており、ジーティーパワーはもしかすると1,600m~2,000mが適性距離かもしれません。
いずれにしても、欧州と米国の一流血統を持ち合わせたジーティーパワーは、馬体の素晴らしさにその潜在能力の片鱗が見え隠れします。
見た目がナリタトップロードに似ている
最後は、完全なる私の主観ですが、上に埋め込んだYouTube動画を見て思ったことは、「ジーティーパワーって、ナリタトップロードに似ているな」ということ。
栗毛のキレイな馬体、大きめの流星、白いソックスを履いたような脚、そして大きなストライド。まさにナリタトップロードのそれでした。
ただ、ジーティーパワーは目がギロッとしていてちょっと怖い印象。そこはイクイノックスに似ていますね。ナリタトップロードは優しい目をしていたので、そこだけは似ていないかな。
最後に
ジーティーパワーの追切りの映像を見ましたが、なかなかいい走りを見せていました。ストライドも大きく、タイムもよかったと思います。
そして、ナリタトップロードに似ているという点で、この馬への思い入れは一気に大きくなりました。
早くPOG指名馬の2勝目が欲しい!ジーティーパワー、頼むぞ!
ここで勝てるようならギリギリでクラシックに間に合いそうですし、矢作調教師ならきっといい馬に育ててくれると信じています。