先日は2番目に早くデビューしそうな指名馬としてバラン号を紹介しましたが、なんと同じ週にもう1頭のPOG指名馬がデビューすることになりました。
ということで、第4回目の指名馬紹介は、GⅠ馬の半妹で個人的に期待の大きい1頭を紹介します。
POGの楽しみ方については、参考記事のリンクを最下部に置いていますので、そちらをご覧ください。
2023-2024POG指名馬紹介〜アドマイヤベル〜
今回紹介するのは、2017年のヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードの半妹、アドマイヤベル号です。
- アドマイヤベル号のプロフィール
- 父 スワーヴリチャード
母 ベルアリュールⅡ(母父 Numerous)
馬主 近藤旬子
生産者 ノーザンファーム
調教師 加藤征弘(美浦)
デビュー予定 R5.8.20 新潟5R 芝1,800m 2歳新馬
名前の由来 冠名+母名の一部、美しい(仏語)
アドマイヤベル号を指名した理由は、以下のとおりです。
アドマイヤリードの半妹
ズバリ、強かった馬の妹なら走るだろう、という安易な理由です。
お姉さんのアドマイヤリードも早めのデビューで新馬勝ちしていて、阪神ジュヴェナイルフィリーズにも出走しています(結果は9着)。3歳時は伸び悩みましたが、4歳になって急成長して2連勝。阪神牝馬S2着から望んだヴィクトリアマイルで馬群を割って見事に差し切り勝ちを収めました。
アドマイヤリードは父ステイゴールドに似て小柄な馬でしたが、アドマイヤベルは父がスワーヴリチャードに変わって、少し体型も違うようです(後述)。
スワーヴリチャードと言えば今年デビューの2歳馬がファーストクロップですが、勝ち上がり率が半端なくいいので、この馬も期待したいところです。
馬体の良さと牧場関係者のコメント
この馬のことは、YouTubeのJRA-VANチャンネルの動画で知りました。
まず、「見た目がとてが綺麗な馬」という印象が強く、それは単に美しいというだけでなく、体つきのバランスがいいように見えました。
そして、ノーザンファームの村上厩舎長のコメントもいい印象を受けました。
ノーザンファーム早来 村上厩舎長
「スタミナがある。大型馬だが、フットワークが軽い。オークスを目指せる。」
YouTube【POG】2歳馬カタログ2023 Part.1 / JRA-VAN[公式]
そう、見た目の印象の良さは、その雄大な馬格にも要因があったようです。
父スワーヴリチャードの良さがアドマイヤベルにも伝わっているようで、とても楽しみです。
<参考にしたYouTube動画>
注目度の低さが逆に好印象
この馬もセレクトセール出身ですが、なんと2021年のセレクトセールで3,200万円というお買い得価格で落札されています。
良血馬なのですが、父スワーヴリチャードが産駒のデビュー前で未知数だったということもあったのか、いまいち注目度が低かったのがこの馬です。
筆者はそれが逆にPOG向きだと思って目をつけました。
POGの面白さは、他人が注目していない、いわば「穴馬」を指名してその馬が勝てば有頂天になれる、というところではないでしょうか。
POGで勝ちを狙うという意味でも、この馬にはとても期待しています。
最後に
ここへ来てPOG指名馬が続々とデビューすることが決まって少し慌てていますが、逆にオーナーとしてはとても嬉しいことでもあります。
せっかく指名してもなかなかデビューしてくれない、なんてことになるよりはいいと思います。
牧場スタッフも言っていたように、アドマイヤベルはオークスを狙える器だと筆者も思っていますので、今度のデビュー戦は楽しみにして応援したいと思います!