今回も、7月4週に開催された2歳新馬と2歳未勝利戦を観戦した感想や勝ち馬の独自評価を記事にします。
個人的に、POGで指名を考えていた馬も出走したので(結局指名は見送りましたが)、レースを楽しみにしていました。さて、その馬たちは勝てたのでしょうか?
2023年7月4週 2歳新馬・未勝利戦の観戦記
POGで指名を考えていた馬が2頭出走しましたが、いずれの馬も負けてしまいました。
そのレースも含め、私が独自に勝ち馬全頭を評価した結果は、以下の画像のとおりです。
この画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から3列目がレースの評価、2列目が血統の評価になります(★5つが満点)。
評価の基準については、以下の過去記事をご参照ください。
今回も、これらの勝ち馬の中から評価が高かった馬2頭を紹介します。
インビジブルセルフ(牡馬)
1頭目は、金子真人氏がオーナーの高額取引馬、インビジブルセルフです。
この馬は2022年セレクトセールで2億7,500万円(税込)で落札された馬で、POGでも話題になっていました。いとこに2021年のクラシックで活躍したステラヴェローチェがいる血統です。
パドックで見たところ、雄大な馬体ですが、まだまだ肉付きが緩い感じがして、正直勝つのは厳しいのではないかと思っていました。
それでも、道中の行きっぷりがよく、最後はしっかり前の馬を差し切りました。
タイムは平凡ですが、福島の開催最終週であることを考えると悪くはないと思います。何より、一見して勝てなさそうな馬が勝てたことに潜在能力の高さを感じました。
まだまだ成長途上だと思いますので、先々が楽しみな馬の1頭です。
マテンロウゴールド(牡馬)
2頭目は、これもセレクトセールで高額で落札されていたマテンロウゴールドです。
この馬は、前述のインビジブルセルフと違って、パドックを見て一瞬で「これは良い馬体だ」と思ったくらい完成されている馬でした。
馬っけを出していたのはこの馬の幼さですが、レースぶりは魅力たっぷりで、力強いストライドと並びかけられたところで加速する勝負根性の強さは目を見張るものがありました。中京競馬場は芝がボコボコでしたので、タイムが遅いのは仕方がないと思います。
2023年の新種牡馬の中で苦戦が続いていたレイデオロですが、ようやく「これは!」という産駒が出てきた感じです。叔母に牝馬2冠のミッキークイーンがいるなど血統的にも期待ができそうです。
ちなみに、このレースには筆者がPOG指名を考えていたソウルアンドジャズ(父ブリックスアンドモルタル)も出走していましたが、直線で伸びきれずに4着でした。今年のダービー3着馬ハーツコンチェルトの半弟ですが、これからの成長に期待したいところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はクラシックも十分狙えるような素質馬が2頭も見つかり、思わずテンションが上がってしまいました。高校野球を見て将来のプロ野球スターを発見する人たちはこんな気持ちなんでしょうか?
秋の東京スポーツ杯2歳ステークスや年末のホープフルステークスで他の素質馬たちと戦っている姿が早く見てみたい!
新馬戦・未勝利戦ウォッチングの醍醐味をあらためて実感した先週のレースでした。