今年2023年も２歳戦が始まって１ヶ月が経ちました。
今回は、７月１週に開催された２歳新馬戦と未勝利戦を観戦した感想や勝ち馬の独自評価を記事にします。
2023年７月１週 ２歳新馬・未勝利戦の観戦記
ズバリ、これといって目に留まった馬は、勝ち馬の中にいませんでした。
開催が東京・阪神から福島・中京に変わったことも影響したのか、いわゆる有力馬の出走はなかったように思います。
そんな中、私が独自に勝ち馬全頭を評価した結果は、次の画像のとおりです。
この画像は、私が独自に作成しているデータベース（Notion）から引用したものです。表の右から２列目がレースの評価、１列目が血統の評価になります。
評価の基準については、以下の過去記事をご参照ください。
クラシックを狙えるかどうかという目線で、「もしかしたら」と思う１頭を選びましたので、次で紹介します。
クリノハレルヤ（牝馬）
紹介するのは、レースぶりが良かった１頭、クリノハレルヤです。
父 ドレフォン
母 シーサイドロマンス（母父 ショウナンカンプ）
馬主 栗本博晴
生産者 社台ファーム
調教師 武英智（栗東）
初勝利 R5.7.1 中京 芝1,200m ２歳新馬 勝ちタイム1:10.5
評価 レース★★★★ 血統★★★
デビュー戦となった中京競馬場の２歳新馬では、１番人気に応えての完勝でした。
このレースの２着は、２番人気の牡馬アスクワンタイム（父ロードカナロア）で、兄弟に重賞勝ちが２頭もいる良血馬でしたが、クリノハレルヤはこの馬に３馬身半もの差をつけています。
タイムも、重馬場にも関わらず１分10秒台と優秀です。
スタートが上手くありませんでしたが、スピードの違いで簡単にハナを取り、直線では騎乗していた川田騎手がムチを一発も入れることなく、そのまま逃げ切ってしまいました。
父ドレフォンで母父ショウナンカンプ、そして牝馬というところからも、阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞を是非狙ってほしい１頭です。距離適性的にオークスは難しいかもしれません。
ちなみに、この馬は2023年千葉サラブレッドセールで6,050万円と比較的高額で取引されていた馬で、競馬関係者の間では密かに評価が高かったのかもしれませんね。
まとめ
この記事を書きながら、なんだかかんだ、クリノハレルヤはいい馬のように思えてきました。
近親に活躍馬がいないなど血統的には地味なのですが、こういう馬が強くなったりするので面白いですよね。
今後もこういった「掘り出し物」を独自目線で発掘していきたいと思います。