
2024~2025年シーズンのPOGもあっという間に終わり、いよいよ2025年デビューの2歳馬たちが新馬戦(メイクデビュー)に出始めました。
今シーズンもPOGファンの皆様のために、2歳馬たちの新馬戦と未勝利戦のレビュー記事を書いていきます!
今回、レースぶりで目を引く馬はいませんでしたが、血統的に注目の1頭を紹介します。
2025年6月第4週 2歳新馬戦 レースレビュー
私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。

これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
- レースの評価基準
- ・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト - 血統の評価基準
- ・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)
★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。
では、注目の馬を紹介しましょう。
注目馬 ロスパレドネス(2歳牡馬)
注目馬の1頭目は、皐月賞馬ジオグリフの全弟ロスパレドネスです。
- ロスパレドネスのプロフィール
- 父 ドレフォン
母 アロマティコ(母父 キングカメハメハ)
馬主 サンデーレーシング
生産者 ノーザンファーム
調教師 木村哲也(美浦)
初勝利 R7.6.29 福島 芝1,800m 2歳新馬 勝ちタイム1:49.5
評価 レース★★★ 血統★★★★
適性 芝1,600m~2,200m
何といってもGⅠ馬の全弟ですし、木村哲也厩舎(ジオグリフと同じ)&サンデーレーシング&ルメール騎手という黄金の組み合わせで、期待しないわけにはいきません。
当然のようにレースでは1番人気で、まさに期待通りの完勝でした。
ただ、タイム的には平凡で、直線では2着馬に詰め寄られていましたので、ジオグリフほどのインパクトは感じませんでした。
直線で抜け出してくる脚は良血馬らしい素質を感じましたが、完成度的にはまだまだという印象です。
ノーザンファームの吉田勝己代表も「馬体がいいし、しかりしています。秋に向けてさらに良くなりそうです」と語っているように、本格化するのはもう少し先になりそうですので、まずはデビュー勝ちできたというところを評価すべきでしょう。
レース当日は「馬っけ(発情)」を出してファンの心配を誘いましたが、レースに行くとスタートもよく、折り合いもつきやすそうでしたから、競走馬としての潜在能力には期待してよいでしょう。
まとめ
今回は血統面で期待の1頭を注目馬として紹介しました。
先週から福島と小倉でも2歳戦が始まりましたが、残念ながら目立ったレースぶりで勝ち上がった馬はいませんでした。
とはいえ、まだ2歳戦も始まったばかりですので、これからどんどん楽しみな馬も出てくるでしょうし、この時期ですからまだまだ成長途上の馬も多いはずです。
これからもPOGファンの方に喜んでいただけるよう、このレビュー記事を書き続けていきたいと思います!
以下のYouTube動画もぜひ参考にご覧になってください。
参考文献
「週刊Gallop 臨時増刊 丸ごとPOG 2025~2026」(サンケイスポーツ)