いやー、最高!最高です!
えっ?何かって?
それは、先週4月21日(日)のGⅡフローラステークスで私の愛馬(POG指名馬)アドマイヤベルちゃんが勝ってくれたからですよ!以下は参考記事です。
福島牝馬ステークスで私が推していた2頭が落馬してしまって落ち込んでいましたが、アドマイヤベルちゃんのレースを見て一気に気持ちが晴れました。
今回は、そのフローラステークスを振り返ります。
最後にちょっとだけ同日開催のマイラーズカップも振り返りますよ。
以下のレース展望の記事も合わせて読んでいただくと、さらにわかりやすいかと思います。
<フローラステークス2024のレース展望>
サンケイスポーツ賞フローラステークス2024 レース結果
こちらがフローラステークス2024の全着順です。
勝ったのは、先ほどもお伝えしたとおり2番人気アドマイヤベルでした。勝ちタイムは1分59秒0。この勝利により、アドマイヤベルはGⅠオークスの優先出走権を獲得しました。おめでとう!
2着に6番人気のラヴァンダが入り、アドマイヤベルとともにオークスの優先出走権を獲得。3着に5番人気のカニキュルが入り、3連単は29,750円という配当でした。
1番人気から7番人気までの馬で1着から7着までを占める結果となり、順序は入れ替わりましたが比較的人気どおりの決着ということでしょう。
- 優勝馬アドマイヤベルのプロフィール
- 父 スワーヴリチャード
母 ベルアリュールⅡ(母父 Numerous)
馬主 近藤旬子
生産者 ノーザンファーム
調教師 加藤征弘(美浦)
通算成績 4戦2勝(24’GⅡフローラステークス)
フローラステークス2024 レース展開
先行したかった4番エルフストラック(7人気)がスタートで出負け。予想どおり11番ユキワリザクラ(8人気)と14番クリスマスパレード(3人気)が外から先行争いをする中、内から5番メアヴィア(14人気)が積極的にハナを奪いに行き、コーナリングで先頭に立ちました。
3番ラヴァンダ(6人気)が4番手で、8番アドマイヤベル(2人気)も人気のクリスマスパレードを追いかけるように早め5番手に。1番バロネッサ(1人気)は抑えて6番手の内側で進めます。
出負けしたエルフストラックは後方から2~3番手の外。6番トロピカルティー(4人気)と13番カニキュル(5人気)は予想どおり中団から後方待機となりました。
すると、向正面の中間あたりで後方にいたエルフストラックが外からポジションを上げていき、ラヴァンダの外、4番手まで進出。
前半1,000mは59秒7。平均~ややハイペースに。
そのままの隊列で3~4コーナーをカーブし、メアヴィアが先頭で直線に向かいました。
残り400mでメアヴィアが一杯になり、ユキワリザクラが先頭に。そこへクリスマスパレードが並びかけます。エルフストラックが外から追い込み、内の狭いところにラヴァンダが。同じく内にいたバロネッサは手ごたえがあまりよくありません。
外に出したアドマイヤベルはじっくり仕掛けのタイミングを待ち、残り300mで一気にスパート。その外からはいい脚でカニキュルも来ますが、アドマイヤベルが先に先行勢を射程に入れます。
残り200mで内からラヴァンダが狭いところを抜けてクリスマスパレードに並びました。その外にはエルフストラックとアドマイヤベル、さらに外からはカニキュルが追い込みます。
しかし、アドマイヤベルが一気に前の馬を抜き去り先頭に。ラヴァンダもこれを追いかけて2番手にあがり、外からカニキュルも3番手まで上がってきましたが、そのままアドマイヤベルが1馬身リードでゴール。
クリスマスパレードは粘りましたが4着まで。馬群を割って追い込んで来たトロピカルティーが5着に入り、1番人気のバロネッサは直線で伸びず7着に敗れました。
YouTubeのレース映像もぜひご覧ください。
フローラステークス2024 主な出走馬の短評
- アドマイヤベル(1着)・・・言うことなし。ほぼ完璧なレース。横山武史騎手とのコンビもいい。少し行きたがったがちゃんと折り合ったし、直線でこの馬の末脚にかなう馬はいなかった。大事に使われてきた甲斐があった。オークスも好走を信じる。勝った横山武史騎手のレース後コメントは以下のとおり。
レース前に加藤征調教師と話をして、ポジションを取りつつ、前に馬をおけたらと考えていました。まさしくその通りにケイバが出来ました。最後までボクの期待にしっかりと応えてくれた馬に感謝したいです。この馬は調教では指示に素直で能力もあると感じていましたので、なんとか重賞でもと思っていましたので、勝つことが出来てよかったです。距離は2000メートルがギリギリかなと思っていましたが、レースに乗ってみて折り合いは全く問題なく、これなら2400メートルは問題ないと思います。まだまだ先のある馬ですから、成長に期待したいと思います
横山武史騎手レース後のコメントより(netkeiba.com)
- ラヴァンダ(2着)・・・心配した距離適性は問題なかった。初輸送で馬体重が減っていてギリギリだった。これ以上減りたくないが、オークスではどうか。狭いところをこじ開けた根性はいい。データどおり前走重賞組は強かった。
- カニキュル(3着)・・・状態は良かった。上がり最速の末脚は素晴らしかったが、位置が後ろ過ぎた。惜しくも優先出走権は獲得できなかったが、これから期待の馬。
- クリスマスパレード(4着)・・・外枠も気にせず先行したが、標的にされた分だけ不利だった。思ったよりも粘れなかったのは調子が万全でなかったからか。素質は高い。
- トロピカルティー(5着)・・・いい脚で追い込んだが前には届かず。休み明けでも仕上がっていた。
- エルフストラック(6着)・・・出負けしたのが痛かった。途中から先団まで進出したが、ここで脚を使ってしまった。それでも良く粘れたのはこの馬の能力の高さ。
- バロネッサ(7着)・・・やはり未勝利戦からの参戦は厳しかった。素質は高い馬なので、まずは自己条件で頑張りたい。
今後の見どころ
今後の見どころは、ズバリ、アドマイヤベルがオークスを勝ってくれるかどうかでしょう。
アドマイヤベルの相手は、桜花賞馬ステレンボッシュ、同3着ライトバック、同4着スウィープフィート、フラワーカップ勝ちのミアネーロ、忘れな草賞勝ちのタガノエルピーダあたりでしょうか(個人的にはチェルヴィニアも巻き返しを期待しますが)。ここに皐月賞からレガレイラが出たら強敵になりますが、こちらは日本ダービーに出るという情報もあります。
アドマイヤベルのアドバンテージは、やはり東京の芝2,000mを2回も経験していて、しかも、1着&2着と結果を出していることです。
2,000m以上の距離を経験している馬は少ない上に、これだけ東京競馬場との相性がいい馬もアドマイヤベル以外には見当たりません。確かにステレンボッシュやチェルヴィニアは東京で勝っているし、タガノエルピーダは2,000mで勝っていますが、両方の条件を満たしたレースの経験はありません。
フローラステークス優勝馬がオークスを勝ったケースは2010年サンテミリオン(3冠馬アパパネと同着)までさかのぼります。同着でもいい。アドマイヤベルのオークス制覇を心から願っています。
読売マイラーズカップ2024 レース回顧
こちらがマイラーズカップ2024の全着順です。
やはり、昨年のマイルチャンピオンシップ2着、香港マイル4着と6歳にして成長著しい1番人気ソウルラッシュが完勝しました。
- 優勝馬ソウルラッシュのプロフィール
- 父 ルーラーシップ
母 エターナルブーケ(母父 マンハッタンカフェ)
馬主 石川達絵
生産者 下河辺牧場
調教師 池江泰寿(栗東)
通算成績 19戦7勝(24’22’GⅡマイラーズカップ、23’GⅢ京成杯オータムH)
1着のソウルラッシュに関しては、着差以上の完勝だったと感じました。
中団の外目でしっかり折り合って、不利なく直線に向くと最後は上がり最速の末脚(3F34秒6)で突き抜けました。
ゴールを過ぎてもどんどん他馬を突き放していきそうな勢いがありましたので、ここでは実力が抜けていたと思います。これは言い過ぎかもしれませんが、このレースを見てしまうと、この馬が負ける姿が想像できないくらいです。
これで本番の安田記念では本命候補になりました。昨年は9着と惨敗していますので、ぜひリベンジを果たしてほしいですね。
なお、勝った団野大成騎手のレース後コメントは以下のとおりです。団野騎手は、当初ソウルラッシュに騎乗する予定だった松山弘平騎手の落馬により急遽ピンチヒッターを務めて見事な勝利を収めました。
昨日も今日も落馬事故がありましたし、2週前の一番起きてほしくなかった事故(注:故藤岡康太騎手の落馬事故)もあったので、今回しっかり結果を出さないといけないと思っていましたけど、それよりもまず松山さんの容体が心配ですし、その他にも事故にあった方々がいるので、その方々が大丈夫かなという思いが今は強いです。昨日依頼を頂いてから過去のレースを振り返る時間があったので、何走かこの馬のレースを見ましたが、ある程度イメージはつきましたし、馬場どうこうよりもこの馬がリズム良く行ければ結果はついてくるかなと思っていました。少しソラを使うところがあると聞いていましたが、そういうところも無く強かったなと思います。本当に沢山良い馬に乗せて頂いてきましたが、その中でもすごくポテンシャルを感じると言いますか、良いものがあるなと感じましたから、今日無事に勝てて良かったなとホッとしています
団野大成騎手レース後のコメントより(netkeiba.com)
2着のセリフォスは、鞍上の川田騎手のコメントによると休み明けで調子はイマイチだったようですが、それでも2着に来たのは「さすがGⅠ馬」というところでしょう。しかし、ソウルラッシュとは成長力も含めて少し差がついてしまった気がします。
セリフォスは、やはり闘争心が強すぎる馬で、今回みたいに前に壁をおかないと抑えが効かない馬だとあらためて思いました。直線で前が開いた瞬間に「よっしゃー!いくぜー!」という感じで口を割りながら前に出ていく姿はGⅠ馬の凄みを感じましたので、本番の安田記念でも今回のようなレースぶりを期待したいですね。
YouTubeのレース映像もぜひご覧ください。
厳選5頭の結果
最後に、レース展望でピックアップしたフローラステークスの厳選5頭の結果をお伝えします。
おかげさまで、ワイド馬券を的中することができましたよ(2着のラヴァンダは抜けてましたが・・・)。
- フローラステークス2024 厳選5頭の結果
- S評価 8番アドマイヤベル→1着 14番クリスマスパレード→4着
A評価 13番カニキュル→3着 6番トロピカルティー→5着
穴評価 4番エルフストラック→6着