今回は2024年3月第4週(3/23~3/24)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の2頭をピックアップして紹介します。
3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)
それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?
この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります。
先週はレースぶり、血統ともに良かった馬が2頭いましたので紹介します。その2頭とは、シャンパンポップとリアンクトワです。
競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)
2024年3月第4週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー
私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。
これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
- レースの評価基準
- ・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト - 血統の評価基準
- ・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)
★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。
では、注目の馬を紹介しましょう。
注目馬1 シャンパンポップ(3歳牡馬)
注目馬の1頭目は、見事なデビュー勝ちを収めたシャンパンポップです。
- シャンパンポップのプロフィール
- 父 キズナ
母 シャンパンルーム(母父 Broken Vow)
馬主 DMMドリームクラブ
生産者 ノーザンファーム
調教師 武幸四郎(栗東)
初勝利 R6.3.24 中京 ダート1,800m 3歳未勝利 勝ちタイム1:52.8
評価 レース★★★★ 血統★★★★
3歳未勝利戦でデビューしたシャンパンポップは、このレースで単勝10倍台の4番人気にとどまっていました。ところが、走ってみたら5馬身差の圧勝。重馬場の影響があったとは言え、ダートのレースで上がり3Fが35秒2という豪脚を見せました。
父は今をときめく種牡馬のキズナ。母シャンパンルームは米2歳GⅠのブリーダーズカップジュヴェナイルフィリーズを勝った馬で、血統面も文句なし。当然ダートでの活躍が期待されますが、あの豪脚であれば芝でもいいレースができるような気がします。
今の3歳世代は「キズナの当たり年」と言われていましたが、本当にいいキズナ産駒が多いですね。
ダート3冠のうち、秋のジャパンダートクラシック(10月2日、大井・ダート2,000m)には何とか間に合わせたいところでしょう。次走はぜひ注目したいと思います。
注目馬2 リアンクトワ(3歳牝馬)
注目馬の2頭目は、これもデビュー戦で圧勝した牝馬のリアンクトワです。
- リアンクトワのプロフィール
- 父 ドレフォン
母 アヴェクトワ(母父 チチカステナンゴ)
馬主 ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
生産者 宮内牧場
調教師 辻野泰之(栗東)
初勝利 R6.3.24 阪神 ダート1,800m 3歳未勝利 勝ちタイム1:53.9
評価 レース★★★★ 血統★★★
競馬場は違えど、まったく同じ日にダート1,800mの未勝利戦を5馬身差でデビュー勝ちした馬がもう1頭いました。それが、リアンクトワです。最後は鞍上の国分騎手が後ろを振り返るほどの余裕で、先にデビューを果たした同世代の馬たちを簡単に蹴散らしてしまいました。
リアンクトワの父はドレフォン。基本的にはダート向きの種牡馬ですが、ジオグリフのような芝適性のある馬も生まれています。そして、リアンクトワの半兄にはダイヤモンドステークス2着など芝レースで活躍したヒュミドールがいますので、もしかすると芝でもいい走りができるかもしれません。
リアンクトワもいい馬ですが、今年の3歳ダート戦線はいい馬がたくさんいますので、あえて牝馬クラシックに挑戦するのはどうでしょうか?管理するのは辻野泰之調教師。そう、マスクトディーヴァでローズステークスを勝ち、秋華賞でもリバティアイランドの2着に入った実績がある調教師さんですので、今年も同じローテで狙ってもいい馬だと思います。
まずは、1勝クラスでこの馬の芝適性を確かめてみたいですね。
まとめ
今回はレースぶりが際立っていたシャンパンポップとリアンクトワを注目馬として紹介しました。両頭ともダートの未勝利戦を勝ち上がりましたが、リアンクトワはクラシックで見てみたい馬です。
今回の勝ち上がり馬の中でいうと、キズナ産駒で母がアメリカンオークスの勝ち馬という良血のホークフィールドも気になります。半兄に芝で活躍したトーセンカンビーナやファルコニアがいますが、ホークフィールドは芝からダートに変わって走りが一変した馬ですので、今後もダートで走ることになるでしょう。
未勝利戦デビューの馬がのちに大活躍するケースもありますので、これからもこのレビュー記事は書き続けていきたいと思います!