【第8回】2023-2024POG指名馬紹介〜シュネルラウフェン〜【2/17東京6Rデビュー勝ち!】

【第8回】2023-2024POG指名馬紹介〜シュネルラウフェン〜【2/17東京6Rデビュー勝ち!】

前回(第7回)紹介した私のPOG指名馬ジーティーパワーは、デビュー戦で2番人気に推されながら全くいいところがなく何と13着惨敗。

愛馬の敗戦が続き落ち込んでいた私に、最大の喜びを与えてくれた馬がここにいます!

今回は、私の期待に応えて見事にデビュー戦で勝利を収めてくれた期待の牝馬1頭を紹介します。

2023-2024POG指名馬紹介〜シュネルラウフェン〜

今回紹介するのは、GⅠ馬シュネルマイスターの半妹シュネルラウフェンです。

シュネルラウフェンのプロフィール
性齢 3歳牝馬
 ドゥラメンテ
 セリエンホルデ(母父 Soldier Hollow)
馬主 サンデーレーシング
生産者 ノーザンファーム
調教師 手塚貴久(美浦)
初勝利 R6.2.17 東京 芝1,600m 3歳未勝利 勝ちタイム1:34.4
名前の由来 速く走る(ドイツ語)

シュネルラウフェン号を指名した理由は、以下のとおりです。

兄シュネルマイスターに雰囲気が似ている

まず、兄シュネルマイスターと聞いて瞬間的に「これは走る」と直感が働きました。

そして、YouTubeでシュネルラウフェンの姿を見てその直感は確信に変わりました。

なぜなら、シュネルラウフェンの”たたずまい”や雰囲気が兄シュネルマイスターそっくりだったからです。

その動画はこちらです。

YouTube【POG】2歳馬カタログ2023 Part.1 / JRA-VAN[公式]

どうですか?

シュネルマイスターよりは小柄ですが、骨格の作りや筋肉の付き方はシュネルマイスターに似ていて、どちらかというとホッソリとした印象です。

走っている映像を見ても、兄に似てピッチ走法のような脚の回転数が多い走り方をしています。

体形や走り方を見ると、シュネルマイスターも切れ味が鋭い馬でしたが、シュネルラウフェンもパワーよりは切れ味で勝負するタイプでしょう

ノーザンファーム早来の大谷厩舎長も、以下のとおり期待のコメントを寄せていました。

ノーザンファーム早来厩舎長 大谷渡

「坂路を楽に上がっていきますし、スピード感のある走りは目を引きます。スピード能力にたけているので、距離はマイルぐらいが合っていそう。気性も問題なく、走っていてカッカすることもないですし、扱いやすいタイプ。」

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「スピードがある」という点は日本の競馬を走るうえで今や最重要ポイントです。

育成段階では、兄シュネルマイスターと同じくマイル(1,600m)の適性が高そうという評価ですが、これについては次のパートで説明を加えます。

父がドゥラメンテに変わってさらに期待

兄シュネルマイスターの父はKingmanです。Kingman自身も欧州の名マイラーでしたが、産駒からもマイルや短距離を中心に活躍馬が出ています。

シュネルラウンフェンでは父がドゥラメンテに変わり、果たしてどんな馬になるのか?

その答えは正直わかりませんが、私としては兄よりも柔軟に距離をこなしてくれる気がしています

先輩のリバティアイランドのようにはいかないかもしれませんが、芝2,000m、つまり秋華賞までは狙えるのではないかと思っています

ノーザンファームのコメントの通り、確かにスピードは特筆するものがあると思いますが、後方で脚をためて、ためて、最後の直線で末脚を爆発させる走りをすれば、ドゥラメンテ譲りの強い心臓で中距離でも頑張れると信じています。

2月東京の未勝利戦でデビューし、見事に勝利!

そして、迎えた2月17日のデビュー戦。

シュネルラウフェンは、新馬戦ではなく、未勝利戦をデビュー戦として選ばれました。東京競馬場の芝1,600m。まさに、兄シュネルマイスターが大得意としていた舞台です

レースでは、シュネルラウフェンは単勝14.6倍の4番人気という低い評価を与えられていました。

スタートを決めると、道中は折り合って中団の内側で待機する形に。直線に入ると、進路を見つけたシュネルラウフェンは一気に末脚を爆発させて先に抜け出した2頭の馬を追いかけます。

ここからがシュネルラウフェンの凄いところ。残り100mを過ぎて「わずかに届かないか?」と思ったその瞬間、グイッとさらにひと伸びて前の2頭をギリギリ交わしたのです

独特の首が低い姿勢も兄を思わせる走りでしたし、最後に前の馬を交わした時の末脚の持続力と勝負根性は、走る馬のソレだと思います。贔屓目もあるかもしれませんが、これが嘘か真実かは今後のシュネルラウフェンの走りで証明されるでしょう。

最後に

血統的に、兄たちと同じようにシュネルラウフェンもゆっくりと成長していたようです

結果的にデビューは2月になりましたが、無理して使って変なことになるよりも、将来性の高い馬ですので、まずは無事にデビュー勝ちを収めてくれたことを喜びたいと思います。

桜花賞には間に合わないと思いますし、オークスも距離適性的になかなか難しいと思いますので、ぜひ兄シュネルマイスターが勝ったNHKマイルカップを目標に頑張ってほしいと思います。

シュネルラウフェンちゃん。楽しみを増やしてくれてありがとう!次も頑張れ!

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