新潟、小倉、札幌と3場での開催になり、この2歳新馬・未勝利戦チェックも1週間で見ないといけないレース数が多くなってきました。
ただ、その分だけ素質のある2歳馬を見つけるチャンスが増えるということですので、気合を入れて頑張っていきますよ。
今週も素質馬が見つかりましたので、ぜひ見て行ってください!
2023年8月2週 2歳新馬・未勝利戦の観戦記
私が独自に勝ち馬全頭を評価した結果は、以下の画像のとおりです。
この画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から3列目がレースの評価、2列目が血統の評価になります(★5つが満点)。
評価の基準については、以下の過去記事をご参照ください。
今回も、これらの勝ち馬の中から評価が高かった馬3頭を紹介します。
チェルヴィニア(2歳牝馬)
1頭目は、レースで圧倒的な強さを見せた、チェルヴィニアです。
デビュー戦の新馬戦では、あの素質馬ボンドガールの2着だったチェルヴィニア。
ここは負けられないと単勝1.1倍の圧倒的一番人気でしたが、結果は持ったままの6馬身差圧勝。
勝ちタイムも優秀で、上がり3Fも33.0と文句なしのレースぶりでした。
血統的には、お兄さんに今年の日本ダービー5着のノッキングポイントがいますし、十分クラシックが狙える素材だと思います。
それにしても、ボンドガールが勝った新馬戦で負かされた馬たちは、この馬しかり、ダリア賞勝ちのコラソンビートや同レース3着のマスクオールウィンなどその後の活躍ぶりを見ると、ますますボンドガールの強さが際立ってきましたね。
ガルサブランカ(2歳牝馬)
2頭目は、あの天才少年イクイノックスの半妹、ガルサブランカです。
パドックで見た印象は、まだまだ幼い感じで正直見栄えがする感じではありませんでした。
道中も鞍上のルメール騎手が追っ付けるようなところがあり、レースぶりもまだ成熟していない中で、この馬の素質で勝ち上がった印象です。勝ちタイムも平凡でした。
しかし、なんと言ってもイクイノックスの妹ですから。父がキズナに変わって距離適性はもう少し短くなるかも知れませんが、それでもクラシックを意識する素材ではあります。
そして、シルクレーシング、木村哲也厩舎、ルメール騎手というイクイノックスと全く同じチームで兄が果たせなかったクラシック制覇に挑むことになります。
チェルヴィニアに続いて木村哲也厩舎の2歳牝馬でしたが、この厩舎は他にもこのブログで取り上げたレガレイラやカンティアーモなど素質のある2歳牝馬が多数います。羨ましい限りですね。
パッシングシャワー(2歳牡馬)
3頭目は、スプリント戦の勝ち上がり馬としては初めてこのブログで取り上げる、パッシングシャワーです。
この馬はゴドルフィン生産の外国産馬で、父Iffraajは現役時代に短距離路線で活躍しましたので、産駒もマイルや短距離に適性があるようです。
この馬も持っているスピードはかなりのものがあると思います。
レースでは、楽々と追走しながら直線ではあっという間に先頭を交わして、ムチを使わずに勝ってしまいました。タイムも優秀です。
クラッシック向きではないかもしれませんが、NHKマイルカップは十分に狙える馬だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
牝馬のクラシック有力候補や短距離路線の注目馬などバラエティのある馬たちでしたが、このほかにも期待の高額馬ホウオウプロサンゲが初勝利を挙げています。
来週は筆者のPOG指名馬も新馬戦に出走予定ですので、ぜひまたチェックしてください。
よかったら、下のYouTube動画で今回紹介した馬たちのレースもご覧くださいね。