![【4歳馬躍動】2023中京記念【速攻レース回顧】](https://toproadoor.net/wp-content/uploads/2023/07/IMG_7405.jpeg)
夏競馬真っ盛り!
先週はサマーマイルシリーズ第2戦の中京記念が開催されました。
結果は、勢いのある4歳馬が上位に絡む展開に。
今回は、この中京記念の速攻レース回顧をしてみます。
2023中京記念 速攻レース回顧
中京記念の結果と筆者の速攻コメントは、以下のとおりです。
着順 | 馬名 | 速攻コメント | 人気 | 予想 |
1 | セルバーグ | パドックで元気がなさそうだったが、展開も向いて逃げ切った。成長してきているが、斤量面のアドバンテージもあったので、次走は注意が必要。 | 8 | |
2 | ディヴィーナ | パドックで少し元気がなさそうだったが、最後は成長ぶりを証明する脚を見せた。秋も楽しみ。 | 2 | |
3 | ルージュスティリア | 前に有利な展開でよく追い込んだが、実力がまだまだ足りていない感じ。 | 1 | ◎ |
4 | ウイングレイテスト | 重が減りすぎのような気がするが、パドックの様子は良かった。実力があるのは分かったが、もう少し体重を戻せば。 | 3 | |
5 | サブライムアンセム | パドックは良かった。途中で接触があったにも関わらず、よくキレずに追い込んだ。成長しているようで、秋は注目。 | 11 | |
6 | アナゴサン | 体重も減っていて、パドックも調子は良くなさそうだったが、展開も向いてよく粘った。体重が戻れば面白い。 | 7 | |
7 | ヴァリアメンテ | 久々のレースだったが、パドックも見栄えが良く、直線手前では手応えも良さそうだった。次走は期待できそう。 | 5 | ○ |
8 | メイショウシンタケ | 突然の騎手変更は不運だったが、それでも走りはイマイチだった。舞台が合わなかった? | 6 | |
9 | シュリ | 展開も向いて流石の粘りを見せたが、この馬もそろそろ限界か。 | 13 | |
10 | ミッキーブリランテ | 調子は良さそうだったし、直線ではいい脚も見せた。ただ、さすがにもう厳しそう。 | 14 | |
11 | カイザーミノル | パドックでは調子良さそうに見えたし、直線では一瞬「おっ」と思わせたが伸びきらなかった。この辺りでそろそろ限界か。 | 15 | ○ |
12 | ダノンスコーピオン | パドックの状態は良かったが、これで凡走するようだと、今後も厳しい。 | 4 | ○ |
13 | アドマイヤビルゴ | 調子は良さそうだっただけに、斤量で不利だったとはいえ、ピークが過ぎたか。 | 12 | |
14 | ホウオウアマゾン | 斤量が応えたか?直線に向かう前に手応えなくなった。距離が短いほうが良いか?まだ侮れない。 | 9 | |
15 | ベジャール | 調子はベストではなかったが、ダートがいいのでは? | 10 | |
16 | ワールドウインズ | 調子は良さそうだったが、実力が足りなかった。 | 16 |
一番右の欄は筆者の戦前予想で、実際に馬券を購入した馬になります。
見事に馬券は外れましたが、1着、2着、4着の馬は次点にいた馬たちばかりです。あえて点数を絞って馬券を購入したので、これは致し方ありません😖
次に、各馬のレース振りを考察します。
勝ち馬セルバーグの勝因と今後
勝ったのは8番人気のセルバーグでした。
前走は大敗していましたが、不利があって競馬ができていませんでしたので、今回十分に巻き返せる力はあると踏んでいました。なぜかというと、成長著しい4歳馬だからです。
しかし、パドックではいつもより気合い乗りがイマイチのように感じました。私は、これが評価を落とす要因となりました。
実際のレースでは楽に逃げることができ、斤量面のアドバンテージもあって、脚が止まりませんでした。
松山騎手のコメントは以下のとおりです。
「枠も馬場も展開も、全てがいい方に向いてくれたこともあります。渋太く長く脚を使ってくれました。」
netkeiba.com
最終週の中京競馬場の荒れた馬場と逃げの戦法がこの馬にうまくハマったようです。
次走はマークもされると思いますので、同じような競馬ができるかどうかは注意して判断すべきだと思います。
2、3着馬の好走要因
2着は2番人気のディヴィーナ、3着は1番人気のルージュスティリアでした。
ディヴィーナは予想の途中まで評価は高かったのですが、パドックで元気がなさそうに見えたので、これも評価を落としてしまいました。
逆に、ルージュスティリアは前走のヴィクトリアマイルよりも気合いが乗って走りそうな見栄えだったので、この馬を本命にしました。
ディヴィーナは能力が抜けていたと思います。調子は万全ではなかったと思いますが、ヴィクトリアマイルの末脚は本物だったことが分かりましたので、さらに成長が見込める秋は楽しみです。モーリス産駒らしい晩成型の馬のようですね。
ルージュスティリアはよく追い込みましたが、万全の状態で斤量面のメリットもありながら勝ちきれなかったところを見ると、単純に実力が足りていないのだと思います。まだ4歳ですし、才能はあるはずなので、今年どこまで成長できるか注目です。
人気馬の凡走要因
4番人気のダノンスコーピオン(筆者の対抗○)はいつもの位置で競馬を進めましたが、直線でズルズルと下がってしまい、全く伸びませんでした。
斤量59kgが効いていると思いますが、それにしても負けすぎです。
パドックでの様子はいつもよく見えるのですが、最近のレースぶりを見ると、この馬のピークは過ぎてしまったように思ってしまいます。
今後の期待馬
今後の期待馬、それはズバリ、5着に入ったサブライムアンセムです。これも4歳馬です。
実は今回、「サブライムアンセムが好走するのではないか」という直感がありました。
コース適性もあるし、前走ヴィクトリアマイルは大敗しましたが良い脚を使っていましたので、苦手なスタートさえ決まれば・・・ということです。
今回のレースは、スタートもうまく決まりましたし、道中で他馬と接触してズルズル下がってしまう不利もありましたが、精神的にキレずに直線もしっかり伸びてきました。
なんとなく、この馬は成長してきている気がしています。
未勝利戦の勝ち上がりも時間がかかりましたし、レースぶりも若さが目立っていましたが、最近の走りを見るとこれから良くなる馬だと思うようになりました。
この馬も秋が楽しみです。
まとめ
8番人気の馬が勝つ波乱となりましたが、1〜3番人気はしっかり掲示板に入っていますので、めちゃくちゃ荒れたレースとはなりませんでした。
次回のサマーマイルシリーズは8月13日に新潟競馬場で開催されるGⅢ関屋記念です。
中京記念の出走馬もでてくるのでしょうか。ローテがきついので、出てきたとしても少し厳しい気はしますが、今回を叩きにしている馬(ヴァリアメンテ、シュリあたり?)は狙っても良いかもしれません。