今回も、7月3週に開催された2歳新馬と2歳未勝利戦を観戦した感想や勝ち馬の独自評価を記事にします。
未勝利戦もだんだんと多くなってきましたが、果たして新馬戦以上にインパクトを残した勝ち馬はいたのでしょうか?
ちなみに、通算30記事目になったことを機に、今回からタイトルに何記事目(Vol.○)か記載することをやめました。
2023年7月3週 2歳新馬・未勝利戦の観戦記
残念ながら、今週は未勝利戦で目立った馬は見当たりませんでした。また、新馬戦も含めてワクワクするような勝ち馬もいませんでした。
そして、私が独自に勝ち馬全頭を評価した結果は、次の画像のとおりです。
この画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
評価の基準については、以下の過去記事をご参照ください。
そんな中、比較的評価が高かった馬4頭を紹介します。
コスモディナー(牝馬)
1頭目は、血統面の魅力は低いものの、レースぶりが良かったコスモディナーです。
この馬が勝ち上がった新馬戦は牝馬限定戦でした。
しかし、2着のテウメッサ(父ハービンジャー)が後ろから迫って交わすかと思った瞬間に、グッとひと伸びしたところは、この馬の勝負根性の強さを示したと思います。
父ダノンバラードは、昨年の新潟2歳ステークスなど重賞2勝したキタウイングを輩出していますので、この馬も早い時期の活躍が期待できるかもしれません。
キャンシーエンゼル(牝馬)
2頭目は、中京芝1,200mの新馬戦を好タイムで勝ったキャンシーエンゼルです。
まず目を見張るのは、1:08.7という勝ちタイムです。同日、同コースの2歳未勝利戦の勝ちタイムが1:09.3ですので、その優秀さが分かると思います。
レースぶりはスピードを生かした先行抜け出しの形で、特別に強いイメージはありませんでしたが、今後もスピードを生かした競馬を期待したい1頭です。
血統面では、ダートや中距離にも振れる配合ではありますが、正直1走だけではまだ判断が難しいですので、今後のレースを注目したいと思います。
ステラスプレンダー(牝馬)
3頭目は、レースで強い勝ち方を見せたステラスプレンダーです。
勝ちタイムは特に早いわけではありませんが、先行抜け出しで後続を4馬身突き放す勝ち方はインパクトがありました。
母のスクールミストレスはアルゼンチンのダートG1を勝った馬で、兄弟の活躍馬がいないため、血統面だけではどこまで走るか予想がつきませんが、父ロードカナロアのスピードと瞬発力は受け継いでいるように感じました。
距離が伸びてどうか、という点が気になるところです。
エコロマーズ(牡馬)
最後の4頭目は、これもインパクトのあるレースぶりだったエコロマーズです。
先週全く同じ舞台の新馬戦を勝ち上がったエコロヴァルツと同じオーナーの馬が、今週もまた同じような強い勝ち方を見せました。
金子真人オーナーの人気馬クラッチプレイヤー(父ドゥラメンテ)も出走する中、この馬も先行策から最後はムチを使わずに後続を突き放してしまいました。
デムーロ騎手、牧浦調教師までエコロヴァルツと同じで、先週のリプレイを見ているようでした。
血統的には、評価うなぎ上りのシルバーステート産駒で、母母が米G1馬であるところからも、エコロヴァルツよりは魅力的に感じます。
エコロヴァルツと一緒に走るところを是非見てみたいですね。
【エコロヴァルツの新馬戦評価に関する記事】
まとめ
いかがでしたでしょうか。
注目の4頭中、3頭が牝馬という結果になりました。
今週は函館2歳ステークスもあり、いよいよ2歳戦が盛り上がってきました。
新馬戦の評価だけでは馬は評価しきれない点も十分わかった上で、自分の楽しみとしてもこの新馬戦・未勝利戦チェックは続けていきたいと思います。
是非、次回もご覧ください!