今回は2024年4月第1週(4/6~4/7)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の1頭をピックアップして紹介します。
3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)
それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?
この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります。
先週はレースぶり、血統ともに良かった馬が1頭いましたので紹介します。その1頭とは、ウエストナウです。
競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)
2024年4月第1週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー
私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。
これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
- レースの評価基準
- ・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト - 血統の評価基準
- ・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)
★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。
では、注目の馬を紹介しましょう。
注目馬 ウエストナウ(3歳牡馬)
注目馬の1頭目は、またまた、またキズナ産駒の素質馬ウエストナウです。
- ウエストナウのプロフィール
- 父 キズナ
母 ファヴォーラ(母父 Frankel)
馬主 寺田寿男
生産者 ノースヒルズ
調教師 佐々木晶三(栗東)
初勝利 R6.4.7 阪神 芝1,800m 3歳未勝利 勝ちタイム1:45.4
評価 レース★★★★ 血統★★★
先週も同じことを書いた気がしますが、本当に今年の3歳世代は次々にいいキズナ産駒が出てきますね。クイーンズウォークは残念ながら桜花賞を勝つことはできませんでしたが。
ウエストナウは今回の未勝利戦がデビュー戦となりましたが、先にデビューしていた同世代の馬たちを相手に上がり34秒フラットの末脚で差し切り勝ち。しかも、勝ちタイムが1分45秒4という素晴らしい勝ちっぷりでした。
ウエストナウの兄弟に活躍馬はいませんが、近親に香港の短距離芝GⅠを勝ったゴールドファンがいる血統で、本質的には短距離が得意な母系だと思います。ですが、ウエストナウは、母父のFrankel、さらにさかのぼってサドラーズウェルズの血が効いているのか、中距離でも能力が発揮できそうです。さすがに菊花賞は距離が長いと思いますので、まずは11月のGⅢチャレンジカップ(京都、芝2,000m)あたりを目標にするといいかもしれません。
ちなみに、ウエストナウのオーナーは寺田寿男さんで、「マテンロウ○○」でおなじみの寺田千代乃さんの実夫でいらっしゃいます。今回初めて知ったのですが、寺田寿男さんはあの「アート引越センター」の会長で、千代乃さんは社長だったんですね。さらに面白いのは、ウエストナウの生産者はノースヒルズで、管理するのもノースヒルズと関係が深い佐々木晶三調教師なんです。キズナ産駒の素質馬がなぜノースヒルズから寺田さんに売られたのか・・・その理由や背景がとても気になります(変な意味ではないですよ)。
まとめ
今回はレースぶりが際立っていたウエストナウを注目馬として紹介しました。クラシックとは縁がないかもしれませんが、これだけのパフォーマンスをデビュー戦で見せたからには、今後も十分に活躍が見込めるはずです。
今回の勝ち上がり馬の中でいうと、ルシュヴァルドールやヤングスカーレットも血統面から期待できる馬だと思いますので、今後さらに成長して秋以降の活躍につなげてほしいですね。
未勝利戦デビューの馬がのちに大活躍するケースもありますので、これからもこのレビュー記事は書き続けていきたいと思います!