今回は2024年2月第3週(2/17~2/18)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の3頭をピックアップして紹介します。
3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)
それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?
この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります。
先週はレースぶり良かった馬が3頭いましたので紹介します。その3頭とは、シュネルラウフェン、ミッキークレスト、ムルソーです。
競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)
2024年2月第3週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー
私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。
これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
- レースの評価基準
- ・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト - 血統の評価基準
- ・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)
★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。
では、注目の馬を紹介しましょう。
注目馬1 シュネルラウフェン(3歳牝馬)
注目馬の1頭目は、私の愛馬(POG指名馬)のシュネルラウフェンです。
- シュネルラウフェンのプロフィール
- 父 ドゥラメンテ
母 セリエンホルデ(母父 Soldier Hollow)
馬主 サンデーレーシング
生産者 ノーザンファーム
調教師 手塚貴久(美浦)
初勝利 R6.2.17 東京 芝1,600m 3歳未勝利 勝ちタイム1:34.4
評価 レース★★★★ 血統★★★★★
私KBに今季のPOG2勝目をプレゼントしてくれたシュネルラウフェン。この馬に関しては以下の記事で熱く語っていますので、ぜひこちらをご覧ください。
注目馬2 ミッキークレスト(3歳牡馬)
注目馬の2頭目は、ダートの新馬戦を鮮やかに勝ったミッキークレストです。
- ミッキークレストのプロフィール
- 父 ジャスタウェイ
母 ダヌスカズマイガール(母父 Shackleford)
馬主 野田みづき
生産者 社台ファーム
調教師 大久保龍志(栗東)
初勝利 R6.2.17 京都 ダート1,800m 3歳新馬 勝ちタイム1:54.6
評価 レース★★★★ 血統★★★
ミッキークレストは、新馬戦の道中ではかなり行きっぷりが悪く、4コーナーあたりでも前が壁になって「これは厳しいかも」と思いましたが、直線で外に出すと目が覚めるような末脚で一気に差し切り、最終的に4馬身突き放してしまいました。
大柄の馬体でいかにもダート馬という感じのミッキークレストですが、パドックで見た様子だと精神面もかなりドッシリと落ち着いているように見えました。
母のダヌスカズマイガールは米国のダート1,200mのGⅢを勝った馬で、ミッキークレストの兄弟にはまだ活躍馬はいませんが、血統的には「これぞアメリカ」とも言うべきダート血統です。
まだまだ筋肉の付き具合は幼い感じですので、ミッキークレストもこれからの馬だとは思いますが、成長次第ではダート戦線で面白い存在になると思います。
注目馬3 ムルソー(3歳牡馬)
注目馬の3頭目は、私のPOG指名馬を完膚なきまでに叩きのめしたムルソーです。
- ムルソーのプロフィール
- 父 レイデオロ
母 ラユロット(母父 エンパイアメーカー)
馬主 長谷川祐司
生産者 辻牧場
調教師 斉藤崇史(栗東)
初勝利 R6.2.18 京都 ダート1,900m 3歳未勝利 勝ちタイム1:59.4
評価 レース★★★★ 血統★★★
ムルソーが勝った未勝利戦には、私のPOG指名馬であるジーティーパワーも出走していました。レースはジーティーパワーを中心に見ていたのですが、直線に向くと逃げていたムルソーがどんどんリードを広げていきました。
「なんだ、この馬(ムルソー)?めちゃくちゃ強えじゃねえか!」と。
最終的に、ムルソーは2着以下に2秒以上もの大差をつけて圧勝。ジーティーパワーは大きく離れた3着に敗れました。
ムルソーは1月に芝2,000mでデビューしましたが、振るわず10着。今回のデビュー2戦目でダートに変わって一気に素質が開花しました。
ムルソーの近親に活躍馬はいませんが、母ラユロットはやはりダートで好走していた馬ですし、父レイデオロの産駒はダート適性がありそうですので、ムルソーもダート3冠の有力候補と言っていいでしょう。
まとめ
今回はレースぶりから期待ができそうな注目馬3頭を紹介しました。
何といっても私の一番の期待はシュネルラウフェンです!桜花賞は間に合わないでしょうが、兄シュネルマイスターが勝ったNHKマイルカップには何とか間に合ってほしいなと思います。
そして、今年はダート3冠も楽しみですね。私が参加しているJRA-VANのPOGでは地方交流重賞は対象外ですので、POGという点ではあまりメリットはありませんが、どんなレースでも指名馬が活躍してくれるのは嬉しいものです。
2月に入り、新馬戦の開催回数も減って、未勝利戦の勝ち上がり馬をピックアップする形が多くなりますが、スーパーホースの原石をみつけるという楽しみもあります。
何か月後かにこれらの馬がどんな活躍をしているか、みなさんも気になる馬がいたらぜひフォローしてみてください!