【24/25POG】2歳新馬・未勝利戦レビュー【2024年7月第2週】

【24/25POG】2歳新馬・未勝利戦レビュー【2024年7月第2週】

今シーズン(2024年~2025年シーズン)もPOGファンの方々が楽しんでいただけるよう、新馬戦・未勝利戦のレビュー記事を書いていきたいと思います。

ぜひこの記事をご覧いただき、これからの指名馬選びの参考にしたり、指名した馬たちの今後の活躍を見守ったりしていただければ幸いです。

今回は、7月第2週の新馬戦・未勝利戦をレビューしますが、レースぶりが目を引いた注目馬が2頭いましたので、紹介します。

<strong><span class="sbd-text-bg-yellow">KB</span></strong>
KB

競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)

2024年7月第2週 2歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー

私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。

2024年7月13日~14日 2歳新馬戦・未勝利戦全レースの勝ち馬と評価

これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。

レースの評価基準
・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト
血統の評価基準
・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)

★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。

では、注目の馬を紹介しましょう。

注目馬1 アメリカンビキニ(2歳牝馬)

注目馬の1頭目は、米国の血を色濃く受け継ぐ、その名もアメリカンビキニです。

アメリカンビキニのプロフィール
 American Pharoah
 パリスビキニ(母父 Bernardini)
馬主 シルクレーシング
生産者 ノーザンファーム
調教師 斉藤崇史(栗東)
初勝利 R6.7.13 小倉 ダート1,000m 2歳未勝利 勝ちタイム0:57.2
評価 レース★★★★ 血統★★★★

何とも”なまめかしい”名前の持ち主のアメリカンビキニは、6月の京都ダート1,200mでデビューしました。そこでは、3馬身半差の2着。そして、距離をさらに短縮して出走した今回の未勝利戦では、なんと2着以下に7馬身差をつける圧勝。レースぶりの派手さはこれまでの2歳戦の中でもトップクラスでしょう。

一方、今回のレースは減量騎手が騎乗していたおかげで斤量的にかなり優位であったことは間違いなく、レースぶりだけでこの馬の能力を評価することは難しいと思います。ただ、ダートでのスピードは特筆すべきものがあり、2歳ダート路線では注目の1頭でしょう。

アメリカンビキニは、父が米国3冠馬のAmerican Pharoah、半姉に米GⅠCCAオークス勝ち馬がいるという良血馬。父のAmerican Pharoahといえば、日本ではフェブラリーステークスを2連覇したカフェファラオが有名ですが、海外では中距離馬や芝での活躍馬も輩出しており、果たしてアメリカンビキニはどんな馬に成長するのでしょうか。現時点では、ダート短距離馬の素質が高いと思いますが

注目馬2 ホウオウガイア(2歳牝馬)

注目馬の2頭目は、今年のクラシック戦線でも活躍した馬の妹ホウオウガイアです。

ホウオウガイアのプロフィール
 シルバーステート
 センティナリー(母父 フレンチデピュティ)
馬主 小笹芳央
生産者 ノーザンファーム
調教師 大竹正博(美浦)
初勝利 R6.7.14 福島 芝1,800m 2歳 勝ちタイム1:50.4
評価 レース★★★★ 血統★★★★

そう、ホウオウガイアの半兄は今年のスプリングS2着で皐月賞にも出走したアレグロブリランテ(父ディープブリランテ)。アレグロブリランテは粘り強い先行力が持ち味の馬ですが、ホウオウガイアは、父がシルバーステートに変わってより柔軟性と瞬発力を高くしたイメージです

そして、兄アレグロブリランテと同様に、ホウオウガイアも仕上がりが早く、デビュー戦では1頭だけ大人びたレースを見せました。道中は中団でしっかり折り合い、勝負どころの3~4コーナーでスッと前に並びかけると、直線では一気に末脚を爆発させて全くの楽勝。1頭だけ能力が抜けていた印象です

心配な点といえば、成長力がクラシックまで持続するかどうかですが、これは今後走ってみないとわかりません。ですが、能力とセンスは同世代の牝馬の中でもトップクラスだと思います。先にデビューしたダノンフェアレディショウナンザナドゥらを相手にどういったレースを見せるか、とても楽しみです。

まとめ

今回はレースぶりも血統面も期待の大きい2頭を注目馬として紹介しました。

その他にも、デビュー3戦目にして勝ち上がったロードカナロア産駒のドゥアムール、34秒台の末脚で1,800mを逃げ切ったドゥラメンテ産駒のアスクシュタインなども血統面から今後注目の存在です。

これからもPOGファンの方に喜んでいただけるよう、このレビュー記事を書き続けていきたいと思います!そして、私自身も今シーズンのPOGを楽しむために、急いで指名馬を探しますよ。

以下のYouTube動画もぜひ参考にご覧になってください。

YouTube 【新馬戦ダイジェスト】ホウオウガイア・アスクシュタイン ほか | 7月13日~7月14日(福島・小倉・函館) | JRA公式

参考文献

週刊Gallop臨時増刊 丸ごとPOG2024~2025(サンケイスポーツ)

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