今回は2024年5月第2週(5/11~5/12)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の1頭をピックアップして紹介します。
3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)
それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?
この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります。
先週は目を引くようなレースはありませんでしたが、血統面から今後期待したい注目馬は、ルージュシュエットです。
競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)
2024年5月第2週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー
私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。
これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
- レースの評価基準
- ・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト - 血統の評価基準
- ・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)
★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。
では、注目の馬を紹介しましょう。
注目馬 ルージュシュエット(3歳牝馬)
注目馬は、父、母ともに米国の一流馬だったルージュシュエットです。
- ルージュシュエットのプロフィール
- 父 Curlin
母 ダンシングラグズ(母父 Union Rags)
馬主 東京ホースレーシング
生産者 ノーザンファーム
調教師 矢作芳人(栗東)
初勝利 R6.5.11 京都 ダート1,800m 3歳未勝利 勝ちタイム1:54.6
評価 レース★★★ 血統★★★★
先週はたくさんの良血馬たちが未勝利戦を勝ち上がりましたが(後述)、その中でもルージュシュエットを取り上げた理由は、ずばりレースぶりが一番目立っていたからです。
ルージュシュエットはスタートから気合いをつけてハナを奪うと、直線でジワジワと後続を突き放して、最終的に5馬身差でゴール。牝馬同士のレースで、タイムも平均的なものですが、今回の勝ち上がり馬の中では最も今後の可能性を感じる勝ち方でした。
父Curlinはブリーダーズカップクラシック、プリークネスステークスなどダートGⅠ7勝の世界的名馬で、種牡馬としてもブリーダーズカップクラシックを勝ったVino Rossoなど数々の海外GⅠ馬を輩出。先日NHKマイルカップを圧勝したジャンタルマンタルの父Palace Malice(パレスマリス)もCurlinの産駒です。
そして、母はダンシングラグズは2歳時にダート1,700mの米国GⅠアルシバイアディーズステークスを勝っており、ルージュシュエットはまさにバリバリの米国ダート血統の持ち主ということが言えます。米国血統がそのまま日本のダートでも通用するとは限りませんが、今回のレースぶりであればダート中距離路線で活躍する可能性はありそうです。
まとめ
今回は血統面で期待の1頭を注目馬として紹介しました。
今回の勝ち上がり馬の中でいうと、他にもホレーショ、トライデントスピア、ミッドナイトラスタ、ダイヤモンドレイン、サルヴェージワーク、ゼンノツキヨミなどたくさんの良血馬がいましたが、レースを見る限りこれからもっと実力をつけていかないと昇級は難しいでしょう。
未勝利戦デビューの馬がのちに大活躍するケースもありますので、これからもこのレビュー記事は書き続けていきたいと思います!