今回は2024年3月第5週(3/30~3/31)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の1頭をピックアップして紹介します。
3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)
それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?
この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります。
先週はレースぶり、血統ともに良かった馬が1頭いましたので紹介します。その1頭とは、クーアフュルストです。
競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)
2024年3月第5週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー
私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。
これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
- レースの評価基準
- ・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト - 血統の評価基準
- ・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)
★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。
では、注目の馬を紹介しましょう。
注目馬 クーアフュルスト(3歳牡馬)
注目馬の1頭目は、またまたキズナ産駒の素質馬クーアフュルストです。
- クーアフュルストのプロフィール
- 父 キズナ
母 アンズチャン(母父 フレンチデピュティ)
馬主 ケンレーシング組合
生産者 社台ファーム
調教師 大和田成(美浦)
初勝利 R6.3.30 中山 ダート1,800m 3歳未勝利 勝ちタイム1:53.8
評価 レース★★★★ 血統★★★
次々にいい馬が出てくるキズナ産駒ですが、未勝利戦を勝ち上がった馬たちの特徴を見ると、ダートで好走する馬が少なくありません。中には、サンライズジパングのようにオープンクラスまで駆け上がった馬もいます。まさに、今の3歳世代は「キズナの当たり年」ですね。
クーアフュルストは、ケンレーシング組合という馬主さんの所有馬です。そして、クーアフュルストの母アンズチャンもケンレーシング組合の所有馬。そう、母子2代で同じ馬主さんの元で活躍している馬たちなのです。
母アンズチャンは、現役時代にダートの短距離で活躍し、根岸ステークス5着などオープンクラスでも好走していました。クーアフュルストもダートでの活躍が期待されますが、母と違って中距離向きのようです。今回勝ち上がったダート1,800mの未勝利戦でも7馬身差の圧勝劇を見せています。
ちなみに、母系をたどるとサイレントハピネスという馬に行きつきます。現役時代は抜群の切れ味を見せていた馬でしたが、クーアフュルスト自身も切れ味がありそうな走りを見せていました。上位の馬たちと戦うにはまだまだ成長が必要ですが、伸びしろはありそうです。
まとめ
今回はレースぶりが際立っていたクーアフュルストを注目馬として紹介しました。勝ち上がりに時間がかかりましたが、これからの成長次第ではさらに勝ち星を積み重ねることも期待できそうです。
今回の勝ち上がり馬の中でいうと、イモータルバードやジーサイクロン、エマロア、ダイオジェナイトあたりもレースぶりは良かったのですが、エマロアは血統的にもこれからの馬だと思いますので、秋の秋華賞を目指してがんばってほしいですね。
未勝利戦デビューの馬がのちに大活躍するケースもありますので、これからもこのレビュー記事は書き続けていきたいと思います!