【POG向け】3歳新馬・未勝利戦レビュー【2024年3月第3週】

【POG向け】3歳新馬・未勝利戦レビュー【2024年3月第3週】

今回は2024年3月第3週(3/16~3/17)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の2頭をピックアップして紹介します

3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)

それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?

この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります

先週はレースぶり、血統ともに良かった馬が2頭いましたので紹介します。その2頭とは、インビンシブルパパカゼノランナーです。

<strong><span class="sbd-text-bg-yellow">KB</span></strong>
KB

競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)

2024年3月第3週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー

私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。

2024年3月16日 3歳新馬・未勝利戦全レースの勝ち馬と評価
2024年3月17日 3歳新馬・未勝利戦全レースの勝ち馬と評価

これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。

レースの評価基準
・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト
血統の評価基準
・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)

★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。

では、注目の馬を紹介しましょう。

注目馬1 インビンシブルパパ(3歳牡馬)

注目馬の1頭目は、スピードたっぷりの外国産馬インビンシブルパパです。

インビンシブルパパのプロフィール
 Shalaa
 Shwaimsa(母父 Canford Cliffs)
馬主 迫田三果子
生産者 Arrowfield Group Pty Ltd
調教師 伊藤大士(美浦)
初勝利 R6.3.16 中山 ダート1,200m 3歳未勝利 勝ちタイム1:10.5
評価 レース★★★★ 血統★★★

インビンシブルパパの父Shalaaは2歳時に芝1,200mのGⅠを2勝した馬で、その父のInvincible Spirit譲りのスピードが持ち味です。母Shwaimsaは現役時代の目立った成績はありませんが、同じ牝系からは高松宮記念やスプリンターズステークスを勝ったファインニードルが出ており、やはりスピード血統と言えるでしょう。

その父と母から受け継いだ天性のスピードで、インビンシブルパパはデビュー2戦目となったダート1,200mの未勝利戦を圧倒的なパフォーマンスで勝利しました。スピードの違いで簡単にハナを奪うと、直線では後続に9馬身の差をつけて逃げ切り勝ち。

なんとインビンシブルパパは豪州産の馬で、誕生日は2021年の9月!(南半球オーストラリアの9月は冬です)馬はいつ生まれようが1月1日に1つ歳をとりますので、人間と違って遅生まれのほうが不利なのですが、内国産馬が遅くとも7月には生まれているなか、9月生まれのインビンシブルパパは同世代では圧倒的に不利なのです

ダートで見事な勝ち方を見せたインビンシブルパパですが、血統的には芝でも十分に戦えるはずです。ダートであのスピードが出せるなら、芝ではもっとスピードを生かせるのではないでしょうか。

注目馬2 カゼノランナー(3歳牡馬)

注目馬の2頭目は、今年絶好調のキズナ産駒カゼノランナーです。

カゼノランナーのプロフィール
 キズナ
 ヴァイセフラウ(母父 キングカメハメハ)
馬主 ノースヒルズ
生産者 ノースヒルズ
調教師 松永幹夫(栗東)
初勝利 R6.3.16 中京 ダート1,900m 3歳未勝利 勝ちタイム1:58.8
評価 レース★★★★ 血統★★★

カゼノランナーは昨年10月にデビューしましたが、デビュー2戦は芝を使ってイマイチ結果が残せませんでした。ところが、4か月ぶりの出走となった今回のダート1,900mを好タイムで圧勝。しかも、2着とは6馬身差、さらに3着以降とは2秒以上もの大差をつけました。

母系はノースヒルズの馬たちが名を連ねており、母ヴァイセフラウ、曾祖母ソルティーレディーはダートで好成績を残した馬です。ちなみに、祖母ラティールは私が好きだった馬で、現役時代はオークス4着と活躍し、産駒には芝中距離重賞を4勝したヒットザターゲットがいます。ヴァイセフラウはヒットザターゲットの全妹です。

ズバリ、カゼノランナーは今後ダート路線でかなり活躍すると思います。レースぶりがあまりにも強すぎたからです。今年から始まるダート3冠にも手が届く器ではないかと思っているのですが、どうでしょう?

今回は逃げの競馬でいい結果が出ましたが、今後のことを考えると次は控える競馬も見たいですね。

まとめ

今回はレースぶりが際立っていたインビンシブルパパとカゼノランナーを注目馬として紹介しました。両頭ともダートの未勝利戦を勝ち上がりましたが、インビンシブルパパは芝でも活躍が期待できると思います。カゼノランナーはダートの期待馬です。

今回の勝ち上がり馬の中でいうと、Kingman産駒で血統的に魅力のあるアウェイキングや、デビュー戦で見事に逃げ切り勝ちを収めた高額馬ラファミリアもなかなかいいレースをしていたと思います。あっ、2頭とも藤田晋オーナーの馬でした。さすがいい馬を所有していますね。

未勝利戦デビューの馬がのちに大活躍するケースもありますので、これからもこのレビュー記事は書き続けていきたいと思います!

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