【POG向け】３歳新馬・未勝利戦レビュー【2024年２月第４週】

今回は2024年２月第４週（2/24～2/25）の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の１頭をピックアップして紹介します。

３歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません（悲）

それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね？

この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります。

先週は目を引くようなレースはありませんでしたが、血統面から今後期待できる注目馬はトーセンレスターです。

2024年２月第４週　３歳新馬・未勝利戦　全レースレビュー

私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。

これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース（Notion）から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。

レースの評価基準

・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ（成熟度）
・勝ち方のインパクト

血統の評価基準

・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ（近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数）
・バランス（インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス）

★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります（ウイニングポストのコースポ方式です）。

では、注目の馬を紹介しましょう。

注目馬　トーセンレスター（３歳牡馬）

今回の注目馬は、優良牝系出身のトーセンレスターです。

トーセンレスターのプロフィール

父　マインドユアビスケッツ
母　ケアレスウィスパー（母父　フジキセキ）
馬主　島川隆哉
生産者　ノーザンファーム
調教師　加藤征弘（美浦）
初勝利　R6.2.24　中山　ダート1,800m ３歳未勝利　勝ちタイム1:54.5
評価　レース★★★　血統★★★★

トーセンレスターの母ケアレスウィスパーは、地方交流重賞の関東オークスで2着に入るなどダートの中距離で活躍した馬でしたが、産駒には香港ヴァーズ3着のトーセンバジル（父ハービンジャー）がおり、種馬との組み合わせ次第で芝、ダートどちらでも活躍できる馬が産まれるようです。

トーセンレスターの父はマインドユアビスケッツ。昨年のブリーダーズカップクラシックで２着に入って日本のファンを沸かせたデルマソトガケのお父さんでもあります。当然、トーセンレスターもダートでの活躍が期待されるところです。

レースでは終始追っ付けて追走に苦労していましたが、直線では圧倒的１番人気のアスクハッピーモアを簡単に交わし、３着以下を大きく引き離してゴール。素質の片鱗を見せました。

母ケアレスウィスパーの半弟には天皇賞馬のトーセンジョーダン（父ジャングルポケット）がおり、牝系をさかのぼると同じく天皇賞馬のカンパニーをはじめとした多数の重賞勝ち馬がいます。牝系の優秀さからも、トーセンレスターの底力と成長力には期待してしまいます。

まとめ

今回は血統面から期待ができそうな注目馬1頭を紹介しました。

血統面が魅力の馬は他にも、キタサンブラックの半弟シュガークン（父ドゥラメンテ）やレインボーラインの半弟フェルメール（父リアルインパクト）などたくさんいましたが、レースぶりを見ると「まだまだこれから」という馬が多かった印象です。

いよいよ新馬戦の開催もなくなり、夏にかけて怒涛の未勝利戦ラッシュが続くことになります。

POG的には厳しいですが、未勝利戦デビューの馬がのちに大活躍するケースもありますので、これからもこのレビュー記事は書き続けていきたいと思います！