【POG向け】3歳新馬・未勝利戦レビュー【2024年2月第2週】

【POG向け】3歳新馬・未勝利戦レビュー【2024年2月第2週】

今回は2024年2月第2週(2/10~2/11)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の2頭をピックアップして紹介します

3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)

それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?

この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります

先週は目を引くようなレースはありませんでしたが、血統面から今後期待できる注目馬は、ミスティアとバロネッサの2頭です。

<strong><span class="sbd-text-bg-yellow">KB</span></strong>
KB

競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)

2024年2月第2週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー

私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。

2024年2月10日 3歳新馬・未勝利戦全レースの勝ち馬と評価
2024年2月11日 3歳新馬・未勝利戦全レースの勝ち馬と評価

これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。

レースの評価基準
・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト
血統の評価基準
・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)

★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。

では、注目の馬を紹介しましょう。

注目馬1 ミスティア(3歳牝馬)

注目馬の1頭目は、今や人気種牡馬の1頭となったキタサンブラック産駒のミスティアです。

ミスティアのプロフィール
 キタサンブラック
 ミスティックリップス(母父 ジェネラス)
馬主 小濱忠一
生産者 ノーザンファーム
調教師 戸田博文(美浦)
初勝利 R6.2.10 東京 芝1,800m 3歳未勝利 勝ちタイム1:47.1
評価 レース★★★ 血統★★★★

ミスティアの母ミスティックリップスは、現役時代にドイツオークス(芝2,200m)を勝った名牝です。同じ牝系からはエイシンフラッシュが出ており、父がキタサンブラックという点も踏まえると中長距離向きの血統と言えます

ミスティアは昨年8月にデビューしましたが、新馬戦、未勝利戦とデビュー3戦はいずれも着外(6着以下)に終わりました。

ところが、1月の芝1,600mの未勝利戦で3着に入ると、今回の芝1,800mの未勝利戦で3馬身差の逃げ切り勝ちを収めます。血統面からも今後の成長力が期待できる馬だと思います

今後はオークスの優先出走権をとることが目標となるでしょうが、成長力を発揮できれば秋の秋華賞では面白い存在になるかもしれません。

注目馬2 バロネッサ(3歳牝馬)

注目馬の2頭目は、これもオークスが目指せそうな良血の牝馬バロネッサです。

バロネッサのプロフィール
 ロードカナロア
 マルケッサ(母父 オルフェーヴル)
馬主 キャロットファーム
生産者 ノーザンファーム
調教師 田中博康(美浦)
初勝利 R6.2.11 東京 芝1,800m 3歳未勝利 勝ちタイム1:46.2
評価 レース★★★ 血統★★★★

バロネッサの半兄には、一昨年2022年のGⅠホープフルステークスを勝ったドゥラエレーデがいます

ドゥラエレーデはクラシックでは結果が出ませんでしたが、昨年秋以降にダートへ路線変更した結果、好成績を挙げることができました。

ドゥラエレーデの父はドゥラメンテですが、バロネッサの父はロードカナロア。ロードカナロア産駒の傾向から、バロネッサのほうが距離の融通が利くのではないかと思っています

バロネッサはデビューから惜敗が続いていましたが、先日の未勝利戦では好タイムで完勝。末脚がしっかりしていて、いかにもクラシックに向いていそうな雰囲気です。

問題はここからどこまで上にいけるかですが、現実的には桜花賞ではなくオークスが目標でしょうか。フローラステークスあたりはあっさり勝ってしまいそうな感じがしますが、今の一線級(アスコリピチェーノ、チェルヴィニア、ボンドガールあたり)と比べるともっと実力をつける必要があるでしょう。

まとめ

今回は血統面から期待ができそうな注目馬2頭を紹介しました。

レースぶりで気になった馬はいなかったのですが、血統だけでいえば、ルフトクスレグロスヴァーグも今後注目したい馬です。

2月に入り、新馬戦の開催回数も減って、未勝利戦の勝ち上がり馬をピックアップする形が多くなりますが、スーパーホースの原石をみつけるという楽しみもあります

何か月後かにこれらの馬がどんな活躍をしているか、みなさんも気になる馬がいたらぜひフォローしてみてください!

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