今回は2024年2月第1週(2/3~2/4)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の1頭をピックアップして紹介します。
3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)
それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?
この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります。
先週はレースぶり、血統ともに良かった馬が1頭いましたので紹介します。その1頭とは、カピリナです。
競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)
2024年2月第1週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー
私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。
これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
- レースの評価基準
- ・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト - 血統の評価基準
- ・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)
★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。
では、注目の馬を紹介しましょう。
注目馬 カピリナ(3歳牝馬)
先週の注目馬は、ダートの未勝利戦を大差圧勝したカピリナです。
- カピリナのプロフィール
- 父 ダンカーク
母 ライトリーチェーン(母父 マンハッタンカフェ)
馬主 ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
生産者 谷岡牧場
調教師 田島俊明(美浦)
初勝利 R6.2.3 東京 ダート1,400m 3歳未勝利 勝ちタイム1:26.8
評価 レース★★★★ 血統★★★★
父のダンカークは、2009年の米国GⅠベルモントステークス2着があるくらいで目立った成績はありませんが、父Unbridled’s Song、母Secret Status(ケンタッキーオークス勝ちなど)という超良血馬です。種牡馬としては地方競馬を中心にダートの活躍馬を輩出しています。
そして、カピリナ自身は、2021年のキーンランドカップを勝った快速馬レイハリアの半妹という良血です。
カピリナは、デビューから2戦は1,800mのダートを使われていましたが、なかなか勝ち切れませんでした。しかし、今回1,400mに距離を短縮して出走した結果、2着以下に2秒以上もの大差をつけて圧勝してしまいました。
お姉さんのレイハリアもスピードタイプでしたので、カピリナもマイル以下で能力を発揮するタイプかもしれません。
ダンカーク産駒ですのでダート適性は高いと思いますが、そのスピードを生かして芝短距離での活躍も期待できそうです。
まとめ
今回はレースぶりが際立っていたカピリナを注目馬として紹介しました。
ほかにも血統面での注目馬としては、ダービー馬レイデオロとオークス馬シンハライトの子セイロンジェムズ、キタサンブラックとケンタッキーオークス2着馬の子サトノエピック、ロードカナロアとマーメイドS勝ちのあるリラヴァティの子ワールズエンドといった馬が勝ちあがっています。
2月に入り、今からクラシックを狙うにはなかなか厳しい時期になってきましたが、ダービーやオークス、あるいは秋競馬に向けて今後の成長次第では間に合う馬もいるでしょう。今後のローテーションにも注目です!