今回は2024年1月第3週(1/20~1/21)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の3頭をピックアップして紹介します。
3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)
それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?
この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります。
先週はレースぶりが良かった馬が3頭いましたので紹介します。その3頭とは、エクリプスルバン、ウインデイジー、メイショウヤマモモです。
競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)
2024年1月第3週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー
私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。
これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。
- レースの評価基準
- ・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト - 血統の評価基準
- ・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)
★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。
では、注目の馬を紹介しましょう。
注目馬1 エクリプスルバン(3歳牡馬)
注目馬の1頭目は、今や人気種牡馬に成りあがったシニスターミニスター産駒のエクリプスルバンです。
- エクリプスルバンのプロフィール
- 父 シニスターミニスター
母 キングベイビー(母父 マンハッタンカフェ)
馬主 前田幸大
生産者 ノースヒルズ
調教師 田中博康(美浦)
初勝利 R6.1.20 中山 ダート1,800m 3歳新馬 勝ちタイム1:56.1
評価 レース★★★★ 血統★★★
父は言わずとしれたダート界の人気種牡馬シニスターミニスター。母系からは2010年、2011年のGⅠジャパンカップダートを連覇したトランセンドが出ており、”ザ・ダート馬“ともいえる血統のエクリプスルバン。
当然のように今回のデビュー戦もダート1,800mが舞台に選ばれました。
好スタートから先行すると、最後はムチを使わずに3馬身リードでゴール。
精神面で少し幼さが残る感じに見えましたが、ダート馬としての素質は高いでしょう。
注目馬2 ウインデイジー(3歳牝馬)
注目馬の2頭目は、オークスの伏兵になれるか、ウインデイジーです。
- ウインデイジーのプロフィール
- 父 ゴールドシップ
母 ウインアキレア(母父 コンデュイット)
馬主 ウイン
生産者 コスモヴューファーム
調教師 加用正(栗東)
初勝利 R6.1.21 京都 芝2,000m 3歳未勝利 勝ちタイム2:05.2
評価 レース★★★★ 血統★★★
12月にデビューし、ここまで芝の1,800m~2,000mのレースで粘り強い走りを見せていたウインデイジー。
今回も芝2,000mの未勝利戦に出走しましたが、不良馬場の中、スタートが決まらず最後方からの競馬に。しかし、向正面でまくり気味に先団にとりつくと、直線では外を通って一気に突き放し7馬身差でゴール。
まさに父ゴールドシップを思い出させるロングスパートを見せたウインデイジーでしたが、不良馬場もこの馬には味方したのかもしれません。
母系からは短距離馬、特にダートが得意な馬が多く出ていますが、ウインデイジーは間違いなくスタミナとパワーを持ち味にした馬でしょう。オークストライアルで何とか優先出走権を取りたいですね。
注目馬3 メイショウヤマモモ(3歳牝馬)
最後の注目馬は、スプリント戦でインパクトのある勝ち方を見せたメイショウヤマモモです。
- メイショウヤマモモのプロフィール
- 父 モーリス
母 メイショウアキシノ(母父 デュランダル)
馬主 松本好隆
生産者 富田牧場
調教師 高橋亮(栗東)
初勝利 R6.1.21 小倉 芝1,200m 3歳新馬 勝ちタイム1:11.5
評価 レース★★★★ 血統★★★
モーリス産駒ということで、それだけで期待感の高いメイショウヤマモモですが、デビュー戦となった今回のレースは、母父のデュランダルを思わせるような素晴らしい切れ味を見せました。
時計は平凡ですが、重馬場ということを考えれば十分でしょう。
今回は芝1,200mでしたが、モーリス産駒ですのでマイルまではこなせると思います。ですが、このレースを見ると1,400mまでが適性かもしれません。昨年のナムラクレアと同じように短距離路線で実力をつけていきたいですね。
メイショウの松本さんは、本当にいい馬をたくさんお持ちですね。渋い血統ですが、こういう馬はワクワクします。
まとめ
今回紹介した注目馬3頭のうち、私が一番期待するのはエクリプスルバンです。
トランセンドの血を引いているのも魅力ですし、今年のダート3冠に間に合うようなら、面白い1頭です。
ウインデイジーもメイショウヤマモモも素質は高そうですが、デビュー時期を考えるとクラシックはギリギリ難しいかもしれません。秋以降が勝負ですね。
あと、先週はほとんどのレースが重馬場でしたので、良馬場でどこまでやれるかというのは注意して見ていきたいところです。