【POG向け】3歳新馬・未勝利戦レビュー【2024年1月第2週】

【POG向け】3歳新馬・未勝利戦レビュー【2024年1月第2週】

今回は2024年1月第2週(1/13~1/14)の全新馬戦・全未勝利戦を私KBが評価し、その中でレースぶりや血統から注目の5頭をピックアップして紹介します

3歳のレースって予想が難しいですよね。私もなかなか当たりません(悲)

それに、POGをやっている人は、自分が指名した馬がこれからどう活躍するか気になりますよね?

この記事を読めば、新馬戦や未勝利戦を勝ち上がった馬がどんなレースぶりだったのか、そして、血統面も含めて今後どこまで期待できるのかがわかります

先週は目を引くようなレースはありませんでしたが、血統面から今後期待できる注目馬は、ダノンケイツー、インファイター、クレイヴィンオナー、アンドアイラヴハー、ナムラアトムの計5頭です。

<strong><span class="sbd-text-bg-yellow">KB</span></strong>
KB

競馬が好きすぎて獣医師免許まで取ってしまったKBと申します!競馬ファン歴28年。ナリタトップロードの大ファンです。レースの興奮と競馬の物語をお伝えします!(馬券は苦手です)

2024年1月第2週 3歳新馬・未勝利戦 全レースレビュー

私KBが独自に勝ち馬全頭を評価した結果はこちらです。

2024年1月13日 3歳新馬・未勝利戦全レースの勝ち馬と評価
2024年1月14日 3歳新馬・未勝利戦全レースの勝ち馬と評価

これらの画像は、私が独自に作成しているデータベース(Notion)から引用したものです。表の右から2列目がレースの評価、1列目が血統の評価になります。

レースの評価基準
・タイム
・相手関係と着差
・レース全体のスムーズさ(成熟度)
・勝ち方のインパクト
血統の評価基準
・父馬の産駒成績
・母馬の産駒成績
・血統の良さ(近親馬の成績、牝系の評価、良血とされる系統の数)
・バランス(インブリード、ニックス、欧州系・米国系・日本系のバランス)

★5つが満点で、星★の数が多ければ多いほど評価は高くなります(ウイニングポストのコースポ方式です)。

では、注目の馬を紹介しましょう。

注目馬1 ダノンケイツー(3歳牡馬)

注目馬の1頭目は、米三冠馬Justify産駒のダノンケイツーです。

ダノンケイツーのプロフィール
 Justify
 エンタイスド(母父 Galileo)
馬主 ダノックス
生産者 三嶋牧場
調教師 寺島良(栗東)
初勝利 R6.1.13 京都 ダート1,800m 3歳新馬 勝ちタイム1:55.2
評価 レース★★★ 血統★★★★

父は米3冠馬のJutify、そして母はアイルランドダービー馬Capriの全妹ということで、米欧の良血を受け継いだダノンケイツー

デビュー戦となった今回はダート1,800mに出走し、危なげなく勝利を納めました。

時計は平凡で、相手に恵まれた可能性もありますが、最後は逃げ粘る馬をゴールギリギリで交わす根性を見せました

Justify産駒でJRAの芝レースを勝ったことがある馬はまだいないようですが、母の血統からも芝で見てみたい1頭ではあります。次走もダートだと思いますが。

注目馬2 インファイター(3歳牡馬)

注目馬の2頭目は、こちらも血統が魅力のインファイターです。

インファイターのプロフィール
 エピファネイア
 インヘリットデール(母父 ルーラーシップ)
馬主 シルクレーシング
生産者 ノーザンファーム
調教師 高野友和(栗東)
初勝利 R6.1.13 京都 芝2,000m 3歳未勝利 勝ちタイム2:02.0
評価 レース★★★ 血統★★★★

インファイターは、父が言わずと知れたエピファネイア。

母はインヘリットデールという馬で、母の母(本馬の祖母)は重賞勝ちのあるフサイチエアデール。朝日杯FSを勝ったフサイチリシャールやGⅠ4勝のクロノジェネシスを輩出している名牝系であり、血統的にもクラシックを予感させる魅力があります。

タイムは平凡でしたがレースは楽勝で、今後の成長次第ではクラシックも狙えるでしょう。

母父がルーラーシップということで、長距離(菊花賞)もこなせるスタミナを受け継いでいるかもしれませんね

注目馬3 クレイヴィンオナー(3歳牡馬)

注目馬の3頭目は、人気薄ながらも見事にデビュー勝ちを収めたクレイヴィンオナーです。

クレイヴィンオナーのプロフィール
 ヘニーヒューズ
 スターリーウインド(母父 ゼンノロブロイ)
馬主 矢野秀春
生産者 矢野牧場
調教師 嘉藤貴行(美浦)
初勝利 R6.1.14 中山 ダート1,800m 3歳新馬 勝ちタイム1:56.7
評価 レース★★★ 血統★★★★

クレイヴィンオナーの父は、ダートでお馴染みのヘニーヒューズ。そして、なんと母系をたどるとウインドインハーヘア、そう、ディープインパクトのお母さんに行きつくのです

レースでは、スタート後からダッシュがつかず後方からの競馬となりましたが、向こう正面で一気に先団に取りつき、長い脚をつかって最後は逃げ馬を交わしてゴール。

やはりタイムは平凡でしたが、血統面の魅力もあり、今後はダート路線での活躍が期待できそうです

今年の目玉である3歳ダート3冠を視野に、まずは1勝クラスで着実に勝ちたいところですね。

注目馬4 アンドアイラヴハー(3歳牝馬)

注目馬の4頭目は、惜敗続きからようやく勝ち上がった外国産馬のアンドアイラヴハーです。

アンドアイラヴハーのプロフィール
 No Nay Never
 キャントバイミーラヴ(母父 War Front)
馬主 キャロットファーム
生産者 Lake Villa Farm
調教師 田村康仁(美浦)
初勝利 R6.1.14 中山 芝1,600m 3歳未勝利 勝ちタイム1:33.7
評価 レース★★★ 血統★★★★

アンドアイラヴハーはアイルランド生まれで、父No Nay Neverは米国産ながらヨーロッパで多数の短距離GⅠ勝利馬を輩出している人気の種牡馬です。No Nay Never産駒というと、国内ではユニコーンライオンが中距離重賞で活躍しています。

アンドアイラヴハーは、今回のレースで素晴らしいスタートを決め、そのまま先頭で逃げると、最後はムチを使わずに3馬身突き放して楽勝しています。タイムもなかなか優秀です。

若干メンバーに恵まれた感もありますが、レースセンスは注目に値します

近親には昨年の短距離戦線で活躍したアグリがいますので、血統的には短距離からマイルで活躍するでしょう。桜花賞に間に合うといいのですが。

注目馬5 ナムラアトム(3歳牡馬)

最後の注目馬は、悲願のGⅠ初制覇を狙うあの快速娘の半弟、ナムラアトムです。

ナムラアトムのプロフィール
 リアルインパクト
 サンクイーンⅡ(母父 Storm Cat)
馬主 奈村睦弘
生産者 谷川牧場
調教師 長谷川浩大(栗東)
初勝利 R6.1.14 小倉 芝1,200m 3歳未勝利 勝ちタイム1:08.2
評価 レース★★★ 血統★★★★

この馬のお母さんや生産者、調教師の名前を見て、ピンときたファンの方もいるでしょう。そうです。ナムラアトムは、昨年の短距離戦線で惜しくもGⅠ制覇を逃したナムラクレアの半弟です

ナムラアトムも、お姉さんのような生粋のスプリンターかもしれません

新馬戦は芝1,400mでしたが、いい手ごたえに見えながら終いの脚が甘くなり、3着に敗れました。この時は相手のレベルが高かったこともあるかもしれませんが、1,200mに距離が短縮した今回のレースはスパッと切れる脚で快勝しました。

お父さんがリアルインパクトに変わりましたが(ナムラクレアの父はミッキーアイル)、2020年のNHKマイルカップを勝ったラウダシオンや、昨年のチューリップ賞を勝ったモズメイメイを輩出しているように、ナムラアトムも長くてマイルまでが距離適性となるでしょう。

まとめ

今回紹介した注目馬5頭のうち、私が一番期待するのはナムラアトムです

私自身がナムラクレアを気に入っているので、少しひいき目もあるかもしれませんが、ナムラアトムもお姉さんのように短距離GⅠで活躍できる素質はあると思っています。

インファイターやアンドアイラヴハーも素質は感じますが、もっと成長しないとクラシックで活躍することは難しいでしょう、

ダノンケイツーとクレイヴィンオナーもダートでは走りそうですが、今年の3歳ダート戦線はフォーエバーヤングも含めてかなり層が厚いので、どこまで活躍できるかは未知数です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA