![【日本馬出走】2023香港国際競走の速報です!](https://toproadoor.net/wp-content/uploads/2023/12/レース回顧.001.jpeg)
本日12/10、香港シャティン競馬場で開催された香港国際競走の速報です。
香港ヴァーズ(芝2,400m)
日本のレーベンスティール、ジェラルディーナ、ゼッフィーロの3頭が出走した香港ヴァーズでしたが、勝ったのはフランスのセン馬ジュンコ。ゼッフィーロが惜しくも2着に入り、ジェラルディーナも4着に入りました。
少頭数のレースということで馬群がギュッとした状態で進みましたが、BCフィリー&メアターフ2着から参戦した人気のウォームハート(愛国)が早めに先頭に立った後、後ろからジュンコとゼッフィーロ、さらにジェラルディーナが猛然と追いこんできました。
最後はジュンコがグッと伸びて1着でゴール。ウォームハートは3着で、日本で人気になっていたレーベンスティールは直線でズルズル後退してシンガリ負けとなってしまいました。
ゼッフィーロは惜しかったですが、相手は欧州GⅠ馬ですから大健闘でしょう。
香港スプリント(芝1,200m)
日本のジャスパークローネとマッドクールが出走した香港スプリントは、香港のスプリント王ラッキースワイネスが圧巻の差し切り勝ちを収めました。
やはりジャスパークローネが逃げる展開になりましたが、内でジッとしていたラッキースワイネスが直線に向くと末脚を爆発させ、計ったように外から差し切りました。
ジャスパークローネは最後粘り切れず、後方のまま伸びを欠いたマッドクールとともに着外に沈みました。
やはり香港の短距離馬は強いですね。日本よりも力がいる馬場でしょうし、単純なスピードだけでは勝てないかもしれません。
香港マイル(芝1,600m)
日本からナミュール、ソウルラッシュ、セリフォス、ディヴィーナ、ダノンザキッドと5頭も出走した香港マイルでしたが、勝ったのは香港のキング、ゴールデンシックスティでした。いやー、強かった。
日本馬はダノンザキッドだけが好位につけ、あとの4頭はそろって後方待機の競馬となりました。
4コーナーをカーブするあたりでナミュールが絶好の手ごたえでしたので、「これは勝つかも」と一瞬思いましたが、ゴールデンシックスティの瞬発力が段違いでした。直線であっという間に突き放して圧勝。
ナミュールが3着、ソウルラッシュが4着に入りましたが、セリフォス、デイヴィーナ、ダノンザキッドは着外に敗れてしまいました。
ゴールデンシックスティは8歳馬、これで30戦26勝です。まさに歴史に残るスーパーホースですね。セン馬なのが残念ですが、今年引退して日本で余生を過ごすようですよ。
香港カップ(芝2,000m)
日本からプログノーシス、ローシャムパーク、ヒシイグアスの3頭が出走した香港カップは、ディフェンディングチャンピオンの香港ロマンチックウォリアーが勝って2連覇を達成しました。
日本の3頭は後方待機、特にプログノーシスとローシャムパークの2頭は最後方の位置でレースを進めました。
好位で進めたロマンチックウォリアーとライアン・ムーア騎手のルクセンブルク(愛国)が並走して4コーナーを曲がると、直線では2頭の叩き合いに。
なんとそこへ、馬群を割って追い込んできたヒシイグアスが加わって3頭の競り合いになり、最後はロマンチックウォリアーが意地を見せて1着でゴール。2着はルクセンブルク、3着にはヒシイグアスが入り大健闘を見せました。外から追い込んだプログノーシスは5着で、ローシャムパークは少しかかっていた様子もあり、着外に敗れました。
いやー、最後の直線でヒシイグアスが追いこんで来た時は「いけるかも!?」と思って力が入りました。惜しかったなー。
まとめ
今年の香港国際競走に出走した日本馬はゼッフィーロの2着が最高位で、いずれのレースでも勝つことはできませんでした。一方で、地元香港のラッキースワイネス、ゴールデンシックスティ、ロマンチックウォリアーが勝利を収め、香港馬のレベルが高いことを証明しました。
特に、ゴールデンシックスティの圧勝劇には感動すら覚えました。やはり、地元のヒーローが勝つと盛り上がるし、画になりますね。
とにかく全馬無事に走りきって良かった!お馬さんたちも、関係者の皆さんも、お疲れ様でした!