2023米国ブリーダーズカップ速報!

2023米国ブリーダーズカップ速報!

本日11/5、日本時間早朝からサンタアニタ競馬場で開催された米国ブリーダーズカップの速報です。

フィリー&メアターフ(芝2,000m)

2023年 ブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1) | 第25回 | JRA公式

日本のウインマリリンが出走したフィリー&メアターフでしたが、勝ったのはイギリスのマイル女王インスパイラル。ウインマリリンは頑張りましたが4着でした。

インスパイラルは4コーナーで前が詰まってしまいましたが、さすがはデットーリ。一瞬で外に出して最後は素晴らしい末脚で差し切りました。初めての2,000mでしたが、問題ありませんでしたね。すごい!

2着は一番人気のウォームハート(愛国)。内からうまく抜け出しましたがインスパイラルに最後は交わされました。ただ、この馬も強い。

ウインマリリンも後方待機から内を突いて一瞬「おっ」と思いましたが、勝った馬が強かったですね。お疲れ様でした!

https://db.netkeiba.com/horse/000a01bf09
https://db.netkeiba.com/horse/2017101431/

フィリー&メアスプリント(ダート1,400m)

2023年 ブリーダーズカップフィリー&メアスプリント(G1) | 第17回 | JRA公式

日本のメイケイエールが出走したフィリー&メアスプリントでしたが、残念ながらシンガリ負け

スタートで少し接触があったのか後方に下がってしまいましたが、道中はいいスピード感で先団につけていました。しかし、3コーナーあたりで手応えが悪くなり、4コーナーでは最後方まで下がってしまいました。ダートが合わなかったのでしょうか・・・。でもよく頑張った。お疲れ様!

勝ったのは一番人気の地元グッドナイトオリーブ連覇を達成しました

https://db.netkeiba.com/horse/000a01d226/
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マイル(芝1,600m)

2023年 ブリーダーズカップマイル(G1) | 第40回 | JRA公式

日本のソングラインウインカーネリアンが出走したマイルは、大外から凄い脚で追い込んできたロイヤルブルーの勝負服マスターオブザシーズ(英国/UAE)がハナ差で大接戦を制しました。2着は同じ勝負服のモージ。

一番人気のソングラインは直線で追い込みましたが5着、ウインカーネリアンは果敢に逃げましたが着外に敗れました。

解説の合田さんも言っていましたが、東京コースが得意なソングラインはサンタアニタの小回りコースに戸惑っていた様子でした。直線で弾ける前にレースが終わってしまった感じでしょうか。いい位置にはつけていたのですが・・・。悔しいけど、頑張った。お疲れ様!

ウインカーネリアンもらしいレースを見せてくれました。お疲れ様!

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ターフ(芝2,400m)

2023年 ブリーダーズカップターフ(G1) | 第40回 | JRA公式

日本のシャフリヤールが出走したターフは、ディープインパクトのラストクロップ、オーギュストロダン(愛国)が圧巻の走りで優勝しました。2着は地元のアップトゥザマーク

シャフリヤールは惜しくも3着に敗れました

オーギュストロダンとシャフリヤールは道中で中団に位置していましたが、オーギュストロダンは内側に閉じ込められている感じがしましたので、「直線が短いのに大丈夫か?」と心配になりました。

しかし、鞍上のムーア騎手は慌てることなく最内をスルスルと進み、4コーナーで内側1頭分あいたスペースにオーギュストロダンをスッと潜り込ませました。馬も器用に「キュッ」とコーナリングしてあとは直線で末脚を爆発させるだけでした。2着のアップトゥザマークが先団外で一番スムーズなレースをしていただけに、オーギュストロダンのレース性能の高さが際立つ形でした。

オーギュストロダンはこれで種牡馬入りするようです。ディープインパクトの血を欧州でもたくさん残して欲しいですね。

シャフリヤールも同じように内側から伸びましたが、前の2頭には届きませんでした。惜しかった。お疲れ様!

https://db.netkeiba.com/horse/000a01c276/
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クラシック(ダート2,000m)

2023年 ブリーダーズカップクラシック(G1) | 第40回 | JRA公式

世界のダート馬の頂点を決めるクラシックは地元のホワイトアバリオが勝ちましたが、なんと日本のデルマソトガケが2着に入りました1番人気のウシュバテソーロも5着に滑り込み、日本馬が掲示板に2頭も名前を連ねるという歴史的快挙です!

レースは人気の地元アレイビアンナイトがハイペースで逃げる中、勝ち馬ホワイトアバリオは楽々と好位につけ、デルマソトガケも好スタートからその後ろあたりにつけました。ウシュバテソーロはスタートから行き脚がつかず最後方まで下がってしまいましたが、1〜2コーナーのコーナリングを生かして中団までポジションを上げることができました。

向正面でデルマソトガケは追走に苦労していたようで、鞍上のルメール騎手は終始追いどおし。一方、ウシュバテソーロはいつもどおり中団待機で、あとは直線でどれだけ末脚が伸びるかという状態でした。

手応えは良くなさそうに見えるものの、デルマソトガケはしっかり前について行き、ホワイトアバリオが絶好の手応えで4コーナーを回る姿を後ろから追いかけます。ウシュバテソーロは追っつけながらいつもどおり外に出して追撃態勢に入りました。

ホワイトアバリオが早めに抜け出して逃げ込みを図りますが、デルマソトガケがジワジワ差を詰めてきます。ウシュバテソーロはいつもの伸びが見られません。デルマソトガケも1馬身まで迫りましたが前を捕まえきれず惜しくも2着。

いや、でも素晴らしいじゃないですか!また頂点はお預けでしたが、あともうちょっとまで迫ったのです。2頭を讃えましょう。お疲れ様でした!

https://db.netkeiba.com/horse/000a01bfcf
https://db.netkeiba.com/horse/2020102745
https://db.netkeiba.com/horse/2017103843?rf=top_pickup

ターフスプリント(芝1,000m)

2023年 ブリーダーズカップターフスプリント(G1) | 第16回 | JRA公式

日本馬のトリをつとめたのはジャスパークローネ。この馬の速さは日本のレースを見て知っていたので期待していましたが、ターフスプリントを勝ったのは地元のノーボールズでした。

ジャスパークローネも頑張って先行争いを繰り広げましたが、最終的にはズルズル下がってシンガリ負け

https://db.netkeiba.com/horse/2019110107/

全レースを通じて海外馬の強さをまざまざと見せつけられましたね。

一方で、オーギュストロダンがターフを勝ち、デルマソトガケがクラシックで2着に入ったわけですから、日本馬がブリーダーズカップを総なめにする将来も近いかもしれません。

とにかく全馬無事に走りきって良かった!関係者の皆さんお疲れ様でした!

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