【レース展望】2023.8.20 GⅡ札幌記念【豪華メンバー】

【レース展望】2023.8.20 GⅡ札幌記念【豪華メンバー】

近年は「スーパーGⅡ」と言われている札幌記念。古くはエアグルーヴやセイウンスカイ、最近ではブラストワンピースやソダシといったGⅠ馬が勝利しています。

今回もGⅠ馬のジャックドールやウインマリリンが出走するなど豪華メンバーが揃いました

そこで、2023年8月20日(日)札幌競馬場で開催される札幌記念のレース展望を記事にしたいと思います。

出走馬一覧

こちらが今回の札幌記念の出走馬一覧です。

2023札幌記念出走馬

8月18日(金)夜の時点で、一番人気は今年のGⅠ大阪杯を勝ったジャックドー、二番人気は4歳の実力馬ダノンベルーガ、三番人気は前走の香港GⅠクイーンエリザベス2世カップで2着に頑張ったプログノーシスとなっています。

ダービー馬シャフリヤールは何が嫌われているのか(距離?)、四番人気に甘んじています。

レース展開

逃げ馬アフリカンゴールドとユニコーンライオンがそろっていますので、2頭のハナ争いが見られると思います。

先行策が得意なジャックドールは、前年の札幌記念と同様に3番手に控えるでしょう

人気馬のダノンベルーガ、プログノーシス、シャフリヤールは脚質からして中団から後方に控える形になると思いますが、プログノーシスは13番という外枠なので、スタート後の直線を使ってジャックドールが見える位置までポジションを上げるかもしれません。

開催が進んで馬場が痛んできていることから差し馬は外外を回って来たいと思いますが、直線が短く、有力馬のジャックドールが早めに抜け出すことを考えると、4コーナーに入るまでには先団に並びかけたいところです。ここで後ろに置かれる馬や内で詰まってしまう馬は厳しくなるでしょう。

内枠のソーヴァリアントやウインマリリン、シャフリヤールらは、どこで外に出せるかが鍵となると思います。あるいは、思い切って最後方まで下がる可能性もあります。

逃げるジャックドールに対してどの差し馬が早めに並びかけられるか、という最後の直線の攻防になるでしょう。

有力馬3頭

有力馬の3頭、ジャックドール、ダノンベルーガ、プログノーシスですが、抜けているのは昨年の覇者でもあるジャックドールでしょう。

https://db.netkeiba.com/horse/2018100274?rf=top_pickup

距離やコースの実績は文句なしで、休み明けの大阪杯を勝って成長も見せていますし、このレースが得意な武豊騎手が鞍上というところもプラス材料です。武騎手も「追い切りはいい動き。状態としてはすごく良い」と話していました。

逃げ馬2頭がハイペースで逃げますので、ジャックドールは気分良くこの馬のペースで走れば、4コーナー手前で自然に先頭に立ってそのまま逃げ切り態勢に入ると思います。

一方、前走のドバイターフで惜しくも2着になり、昨年の天皇賞(秋)でもジャックドールに先着しているダノンベルーガは、この距離では能力的に一番上だと思います

https://db.netkeiba.com/horse/2019105195/

ダノンベルーガの心配な点は、3月以来の久々のレースであること、そして切れ味勝負の馬なのでこの競馬場とこの馬場でそれが発揮できるかということでしょう。ペースが早くなって、外の馬場のいいところを追い込んでくる競馬がハマれば十分に勝てる能力はあると思います。

堀調教師はダノンベルーガについて「ピリッとして整ってきた」と仕上がりが良好であることをコメントしています。

そして、もう1頭の人気馬プログノーシスは、3頭の中で一番成長力があり、一番未知数なところが多い馬だと思います。

https://db.netkeiba.com/horse/2018104541?rf=top_pickup

プログノーシスも、心配な点はダノンベルーガと同じで、さらに外枠という条件を川田騎手が「どう料理するか」というところが見どころです

川田騎手は「(以前と比べて)余裕が出てきた」とプログノーシスの成長を実感しているようで、どのようなレースぶりを見せてくれるか楽しみです。

筆者の注目馬

札幌記念は牝馬が躍動するレースでもあります。一昨年はソダシ、その前はノームコア、さらに前にはハープスターやヘヴンリーロマンス、ファインモーションなどの名牝が名を連ねます。

筆者の注目馬は、ズバリ牝馬のウインマリリンです。

https://db.netkeiba.com/horse/2017101431

ウインマリリンは中長距離の実力で言えば今回の出走馬の中でも随一だと思いますが、3月のドバイから久々の出走であることや、年齢的な衰え、距離が短いという評価もあってか人気を落としています。

ですが、昨年の札幌記念ではジャックドールと0.2秒差の3着に健闘しています

ウインマリリンは札幌の傷んだ馬場も合いそうですし、早め早めの競馬ができますので、差し馬がモタモタしているとこの馬がスッと抜け出てしまうことも考えられます。

松岡正海騎手も「若干ハリが足らないところはまだあるが、休み明けとしては良い出来。総合力、能力は高い」と期待が大きいようです。

「穴」どれない馬

「穴」どれない(侮れない)馬は、シャフリヤールヒシイグアスの2頭です。

https://db.netkeiba.com/horse/2018105165
https://db.netkeiba.com/horse/2016104877

シャフリヤールは、なんと言ってもダービー馬です。この馬の実力は誰もが認めるところだと思います。

この馬も3月のドバイ以来の出走になりますし、おそらく距離や舞台が合わないのでないか、という理由で人気が落ちているのかもしれません。

しかし、札幌記念は実力馬が勝つイメージもあります。「やっぱり強かったダービー馬」という結果になることも十分あるでしょう。

そして、ヒシイグアスは重賞勝ちやGⅠ2着があり、春の大阪杯でも4番人気になった実力馬です。

年齢が7歳で、前走の大阪杯の惨敗もあって「衰えた」ととらえられての人気薄かもしれませんが、重賞では十分に勝てる力がある馬だと思います。

長い脚を使ってしぶとく伸びてくるイメージがあり、今回のレースでも4コーナーで先団に並びかける展開になればこの馬にもチャンスはあるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本当に楽しみな札幌記念ですが、正直に言って、今日紹介した馬たちはどの馬も勝つチャンスがあると思っています。

ということで、最後に私の予想をお伝えしてこの記事を締めたいと思います。

2023札幌記念 筆者の予想

本命◎ 5番ジャックドール

対抗◯ 6番ダノンベルーガ

単穴▲ 2番ウインマリリン

連下△ 4番シャフリヤール

穴☆ 12番ヒシイグアス 14番プログノーシス

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